野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

横浜馬車道為替物語⑦

「横浜馬車道為替物語⑦」2016年6月23日(木)
(マネーマネージメントのない巨大集団―公的年金)
*念の為、これは最近のGPIFのことを批判したものではありません。10年以上前に書いた文章です。
さて「恐怖と欲望」でディーラーは自律調整していくのであるが、恐怖を感じない運用集団となったら最悪である。膨大な金額になれば機動力がゼロとなり、損が膨らむ。

年金運用の損が膨らんでいる。チームを小分けにして運用し、その中から優秀なチームを見習ったりするほうが上手くいくであろう。私の年金はあのAさんのグループが良いと国民も選択したいものだ。成績を公表してもらいたい。「Bさんチームの運用は下手なのであなたの年金はありません。」となれば運用者ももう少しは真剣に働くであろう。失敗の公表が次の進歩となる。大きな組織となり、売買の許可を得る為のハンコを5つも6つもいるようでは、ハンコをもらっている間に相場は終わってしまう。またそれだけの人々の意見が一致するほど相場では儲からなくなるのは自明だ。 

公的年金で旅館を作ったり、民間運用機関でもただ膨大な金額を集めて、信託報酬、申し込み手数料だけをとる運用ファンドにはお金を預けたくないものだ。国民に年金運用の選択の権利を与えれば公的年金運用も進歩しよう。しかし「恐怖も欲望」も損失にも不感症の集団の運用は恐ろしい。

自分のお金なら10万円でも気遣うが人のお金なら1兆円もはした金の感覚では公的年金は破綻しよう。個人の優秀なディーラーの集まりが収益を生むのであり、多数決、多数ハンコ主義では市場は受け入れてくれない。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

詳しくはこちら

ブログカレンダー

 

カテゴリー一覧

  • レポート
  • レポート(PDF形式)


業界最狭水準スプレッド

秋

お友達ご紹介キャンペーン

口座開設キャッシュバックキャンペーン