野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

為替の組み立て、ドル円の4本柱と最近の考え方

「為替の組み立て、ドル円の4本柱と最近の考え方」


*為替売買では4つの要因に基づき取引している 

*「需給」「チャート」「ファンダメンタルズ(指標・ニュース)」「当局 G20」の4つである


 今年の組み立て方は以下の通り


①需給
  リンゴが美味しいかどうかより、1個のリンゴを何人が欲しがっているのか、要らないのかで価格が決まる
 午前の需給&ナカネ需給、後場の需給、曜日の需給、月初月末の需給、月別、季節の需給も重要 日本の会計年度からくる商慣習も
  為替の需給に影響する
 貿易収支、経常収支、対内対外証券投資などでも為替に影響する部分としない部分があるので区別する

 (最近)2016年というより、2014年後半に原油価格の下落が始まり、日本の原発再稼働で日本の原油輸入量が減り、輸入金額が減少すれば
 いずれ貿易収支は黒字となり円高が始まると想定していた。クロス円は全売りをしたわけである。低金利ドル円は短期で売っていたが
 クロス円ほどに思うように下落せず、2016年のマイナス金利導入をきっかけに漸く下落した


②チャート
 私はローソク足、トレンドライン、ボリンジャーバンド、移動平均5日線を重視。週足、月足、年足も重視
 お好みのチャートでやればいいと思うが、これほど多くのチャートが存在しているのは世の中が為替で迷っている証拠、決め手がない証拠
 1980年代では日本の為替ではチャートを使っている人は多くはなかったように思う。
私の上司は「相場は頭で考えるもの。チャートはお絵かき」だと言っていた。ただ「昨日は巨人が勝ったからドル買いだ」とも
言っていた(勝てば官軍)

 (最近)2015年を終わり、ドル円の年足で上昇ラインを切ったこと、2015年後半には2012年10月から始まる月足上昇ラインを下に切っていたのが
 年初来からのドル売りのチャートの原点である

③ファンダメンタルズ(指標・ニュース)
 
 エコノミストほどの深い分析をする必要はないが、タイトルだけで為替関係するものか、為替需給に関係するものかを判断したい
チャート以上にニュースの発信が多いので英語でも中国語でも日本語でも瞬間に売買判断できるような該当ニュースの基礎知識はつけておきたい
 あまり分析に時間をかけていると市場焦点は次のニュースに移っているので、見切りも早くしたい
 ニュースは見ずにチャートだけに専念するという人もいるが、楽して儲かるニュースもあるのでニュースを見ないのはもったいない
 またチャートに専念するといいながら中途半端にファンダメンタルズを気にしている人もいる
 
 自分の取引している通貨以外の関係のない国のニュースも取引通貨に影響してくるので、どの国でも基礎的条件はつかんでおきたい
 日本のニュースは1日から1週間程度遅れて翻訳されてるものもあるので、出来れば海外紙もチェックしておきたい

(最近)ファンダメンタルズや突発的なニュースは、米利上げ観測とその後退、ECBの利上げ観測とその後退、英国のEU離脱など数限りなくあるが
 基本のトレンド(今年は円高基調)を変えるものではない。デイトレで利用するだけである。中味についてもダラダラと考えない。考え込んだりポジションを引きずると次の美味しいニュースについていけなくなる

④当局

 常に発信しているわけではないが、日銀、財務省はじめ各国中銀のコメントを注視したい
 ただ当局の時間軸は数か月からもっと長い期間なので、デイトレーダーは取り扱いに注意したい

(最近)今年ではないが昨年からFRBが声明やベージュブックでドル高懸念を示唆していることは注目している
 G20では介入原則禁止、上海G20では さらに強く通貨競争の否定が取り上げられている

*安倍首相が介入を否定、財務相、財務官なども現在のレベルを容認している

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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