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FRBが9年半ぶりに利上げ、7年続けたゼロ金利政策を全会一致で解除

「FRBが9年半ぶりに利上げ、7年続けたゼロ金利政策を全会一致で解除」

*米景気は雇用が著しく改善し、物価上昇率も中期的に2%の目標に向かって上昇していくと確信できたなどと指摘し、ゼロ金利政策を解除し、利上げを始めることを全会一致で決めた。FRBが利上げを行うのは、2006年6月以来9年半ぶり。

FOMC政策金利

前回:0.00-0.25%
予想:0.25-0.50%
結果:0.25-0.50%


「今後の景気の改善には、極めてゆっくりとした利上げが必要になっている」などと指摘し、景気の回復の勢いを損なうことがないよう、当面、金利は低めに抑え、利上げは慎重に、ゆっくり進めることを強調した。

*今後の金利の見通しでは、来年末まで、8回ある会合のうち、4回程度で利上げを行って、1.25%から1.5%程度の幅まで、利上げを進めることが会合参加者の中心的な見方になっていて、過去に行った利上げに比べるとゆっくり進める考えが示されている。


「イエレン議長」

*大恐慌以来、最悪の金融危機と不況から経済が立ち直るのを支援するため7年におよんだ異例のゼロ金利政策を終えることを意味している。雇用の回復や賃金の上昇で大勢のアメリカ人の暮らしに著しい改善があったと思っている

*今回、金利を上げたが金融政策は引き続き、緩和の姿勢に変わりない

*今後の利上げの進め方について、景気は順調に拡大していくと見込んでいるが、金利の引き上げは景気に十分配慮して小幅に進めることが現時点では望ましい

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「声明」

*経済活動が緩やかなペースで拡大した

*家計支出と企業の設備投資はここ数カ月間に確実な速度で増え、住宅部門は一段と改善

*純輸出は軟調

*継続する就業者数の増加や失業率の低下を含め、最近の広範な労働市場の指標は一段の改善を示し、労働資源の活用不足が今年の初め以降、目に見えて減少したことを裏付けている

*インフレ率はエネルギー価格とエネルギー以外の輸入価格の下落を部分的に反映して、委員会の長期的な目標である2%を下回り続けた。将来のインフレを示す市場ベースの指標は低いままで、調査に基づいた長期的なインフレ期待の指標の一部はやや低下した

*金融政策の運営姿勢の緩やかな調整により、経済活動が引き続き緩やかなペースで拡大し、労働市場の指標は引き続き力強さを増すと予測している。

*全般的に国内外の動向を考慮すると、委員会は経済活動と労働市場の両方の見通しにとってのリスクは安定しているとみている。インフレ率は、エネルギーや輸入価格の下落による一時的な影響が消え、労働市場がさらに力強さを増せば、中期的に2%に向かって上昇すると予想される

*今年に入って労働市場の状況は著しく改善したと判断しており、インフレ率が中期的に2%の目標に向けて上がっていくとするだけの合理的な確信がある。

*今回の引き上げ後も金融政策の運営姿勢は引き続き緩和的で、それによって労働市場の状況の一段の改善と、2%のインフレへの回帰を支える。

「プライマリーディーラー見通し」

米利上げ発表後に実施した調査によると、プライマリーディーラー19社中13社が、次回の利上げは来年第1四半期になるとの見通しを示した。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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