野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

海外市場休場のナカネについて、休み明けは?

「海外市場休場のナカネについて、休み明けは?」

*私がよくツイッターなどで、東京市場オープンなのに「今日はナカネなし」あるいは
「今日は休み明けでナカネ外貨買いが多い」とかつぶやいています。

 そこへ「東京市場では海外が休みでも、銀行はナカネを公表しているではないか」という 質問がありましたのでお答え
します。

*ちなみに、私流のナカネなしの7月3日(金)はドル円が下落、7月5日のNY3連休開けゴトビ要因のあった7月6日(月)はギリシャの国民投票の「ノー」があったにもかかわらずドル円は上昇しました。短期の小遣いかせぎとなる知識です


*今日=7月3日は「仲値なし」でしたが122.81まで下げたくらいで大した影響はなかったですね。
仲値がないと言ってもドル売りが出るわけでもなく、売りも買いもないということです。
通常仲値決定の午前10時ごろまではネットで2億から多い時に5億程度ドル買いが出るので
自然とこじっかりとなります。ただ10時以降は輸出も活発化するので仲値取引限ってはある程度当初のドル買いが相殺されます

*仲値というのは当日モノの相場です。朝、「仲値が多い、少ない」というのは、午前10時頃までの売り買いネットの数字です。

(多分私以外の銀行のディーラーは正確にはどれくらいかわかっていないと思います=冗談です)

*今日=7月3日はNYが休みなのでドル円の仲値取引はできません。決済が2日後のスポット取引でも2日前の7月1日には7月3日付けの取引が出来なかったはずです。


*ユーロ円、豪ドル円は米ドルとは関係がないので本日決済の仲値取引はできますが、ディーラーがカバーするのは対ドルのことも多いので
それを考慮してNY休日は決済日としないのではないでしょうか。ということで本日の仲値を基にした銀行の公表相場は嘘なのです。誰かが本日NYにドルを送りたいとしても、NYの銀行員はお休みなので本日付けでは届きません。円の国内送金で休日に送れないというのと同じです。

*でもどの銀行も相場を建てているのは、小口中心(空港やホテルでの外貨へ交換、これは土日でもやっています)や、私は事務的なことはやったことはないのですが、必ず本日付けの決済にこだわらない取引でしょう。今日までにアメリカに返済しなければならない取引だと、無理で実際の相手への入金日は来週になりデフォルトとなるでしょう(冗談です)。

*銀行は本日の相場公表は便宜上やっているだけで、大口の取引は当事者同士がわかっているので持ち込んでこないと思います。

*だから今日の決済金額は小口となりディーラー感覚で言えばゼロに等しいと思います。

*ただ本日を決済にした取引は市場で2営業日後決済の取引でカバーし為替リスクはなくなりますが、顧客の決済日と銀行のカバーの決済日が2日違うのでその分、資金繰りをしないといけません。

*FXのスワップのように1日あたり数銭の調整を行います。銀行は円は本日入金されるのに、ドルは翌日払えばいいので得をしますので(逆は損をします、外貨現金は在庫があれば本日渡します)。その分調整します。微々たる調整ですが、万が一円金利が急変動するとリスク
となります。為替変動リスクはなく金利変動リスクはあります。土日は為替変動リスクもあります。ただ銀行は顧客から莫大な手数料をとっているので大丈夫です。今大手M銀行の南アランドのTTSとTTBを比べたら5円ですね。

*南アランドは現在相場が10円なので100万円売り買いしただけで50万円が消えますね
銀行は黙って儲かる業務です。私は売ったり買ったりしていただけでこういう実務のことはよくわからないので不正確なところもあるかもしれません。実際銀行の窓口のお嬢さんに聞いてください。ただNY休みでは、仲値の金額が普段と違ってきて相場・収益に影響するので、昔どうしてそうなるのかチェックしていただけです。長くなりました。その他、何故朝はドル買いが多いのかなどナカネのことは、確か以前まとめていたと思います。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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