野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

FOMCまとめ、ドル相場、国際情勢、要は情勢次第

「FOMCまとめ、ドル相場、国際情勢、要は情勢次第」

「ドル相場について イエレン議長」

(イエレン議長のドル相場発言)

*ドルは純輸出にマイナスの影響をもたらした、この一年でドルは著しく上昇した、ドル高は経済見通しに影響する一要因

*ドルはおおむね安定したように見える

(イエレン議長会見)

・雇用の伸びは加速した
・インフレへの下押し圧力は幾分か後退した
・初回利上げの重要性を過剰に述べるべきではない
・労働市場には循環的な弱さが幾分か残る
・FOMC、インフレが今年「かなり低い」と予想
・進展を示すもっと決定的な証拠を待っている
・想定される経済は漸進的な利上げしか正当化しない
・政策決定はデータ次第


「FOMC声明」

・経済は「緩やかに」拡大、雇用の伸びが加速
・労働市場のスラックが「いくらか消えた」
・国際情勢を考慮するとあらためて表明
・決定は全会一致

「FOMC声明の印象」

(印象)

*労働市場が幾分引き締まっていると言及したのは、利上げが近づいていると示唆したように見えるが、利上げ幅の見通しを下方修正した
*声明は思ったほどタカ派的でなく、最新の経済見通しで成長率と金利水準の予想を引き下げたことを受け、国債利回りが発表前よりおおむね低下した。
*15末時点の適正金利水準は引き続き0.625%近辺に集約されているが、メンバーのうち7人が年内の利上げは1回限り、もしくは年内は行わないことを支持。
*今回の経済見通しでは、2016年末、および17年末時点の適正金利水準は、前回3月の見通しよりも低くなっている。 5月の雇用統計が予想以上に好調だったことで、市場では9月にも利上げに踏み切るとの観測が台頭していたが、それがやや後退する声明の内容であった


「経済予測」

*15人が年内の初回利上げ見込む。

*15年GDPは1.8−2%増、3月時点は2.3−2.7%増。

*15年のPCE価格指数は0.6−0.8%上昇

*17年末のFF金利中央値2.875%」とした。3月時点は3.125%

*15年末のFF金利中央値は0.625%。3月と同じ。

*16年失業率は4.9−5.1%、3月時は4.9−5.1%」とした。

「まとめ」

*米景気は愛緩やかに拡大したと上向きの判断

*ゼロ金利政策の解除については、雇用がさらに改善し物価の上昇を確信できれば利上げするという方針を維持し、今後の景気を確かめて金利を引き上げる方針を改めて示した

*今年1QのGDPがマイナス成長に落ち込んだことなどを踏まえ、今回利上げは見送った

*ドル高に伴う輸出の減少なども反映して、ことしの成長率の見通しを、ことし3月時点の予測から大幅に下方修正

*参加者の大半が、今後ことし年末までに利上げが行われるという予想を示した

*利上げのペースは、ことし3月時点の予測と比べると緩やかになるという見方がいくぶん強まった

*イエレン議長は、景気について、冬場の一時的な低迷から脱して緩やかに拡大している、雇用や賃金にはさらに改善する余地があるという考えも示し、焦点のゼロ金利政策の解除について「今回の会合では、まだ利上げの条件は整っていないというのが結論だ」と述べた

*参加者もイエレン議長も景気の緩やかな改善が続くというはっきりとした証拠を必要としている

*年内の利上げは可能だ

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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