野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

最近のG-20、G-7では為替には問題がないとしている、2011年3月18日以来、過度な動きなし

「最近のG-20、G-7では為替には問題がないとしている、2011年3月18日以来、過度な動きなし」

*2月9日-10日のG-20声明で為替については、「以前のコミットメントを遵守する」となった。ただその以前のコミットメントを探すとなると、2013年7月にさかのぼらないといけない。

*G-7でも(そもそもG-7はG-20ほど開催されなくなっている)同様である。G-7で具体的に特定の通貨について声明を出したのは
2011年3月18日の東日本大震災後の円高時の円売り協調介入となる。

*プラザ合意の為替G-5で始まったが、現在は介入することもなく、大きな問題はないようだ。


+++以下イスタンブールから最近のG-20、G-7の為替に関する声明(多くは原則、一般論)++


*2015年2月9日-10日イスタンブール

・国内政策から生じる波及効果に対応するためにも協力する。我々の以前の為替相場のコミットメントを遵守し、保護主義に対抗する

*2014年9月20日-21日ケアンズ

・我々の以前の為替相場のコミットメントの遵守を続ける

*2014年4月10日-11日 ワシントン

・今後5年間で、我々全体のGDPを現行の政策により達成される水準よりも2%以上引き上げるというシドニーでの成長目標を達成するため、我々は、過去のG20におけるコミットメントを発展させ、我々の政策の枠組みについて特定されたギャップに対処し、世界の需要を引き上げ、リバランスさせ、為替レートの柔軟性を達成しつつ成長力を高め、大きなプラスの波及効果をお互いに、また世界経済全体に対し生み出すための、新たな行動を策定することにコミットする。

*2014年2月22日-23日シドニー

・為替レートの柔軟性も、経済の調整を円滑化し得る

*2013年10月10日-11日 ワシントン
 なし

*2013年7月19日-20日 モスクワ

・。我々は、根底にあるファンダメンタルズを反映するため、より市場で決定される為替レートシステムと為替の柔軟性に一層迅速に移行し、為替レートの継続したファンダメンタルズからの乖離を避けるとの我々のコミットメントを再確認する。我々は、通貨の競争的切り下げを回避し、競争力のために為替レートを目的とはしない。我々は、あらゆる形態の保護主義に対抗し、我々の開かれた市場を維持する。


*2013年4月18日-19日 ワシントン

・我々は、根底にあるファンダメンタルズを反映するため、より市場で決定される為替レートシステムと為替の柔軟性に一層迅速に移行し、為替レートの継続したファンダメンタルズからの乖離を避けるとの我々のコミットメントを再確認する。我々は、通貨の競争的な切り下げを回避し、競争力のために為替レートを目的とはしない。そして我々は、あらゆる形態の保護主義に対抗し、我々の開かれた市場を維持する。我々は、資金フローの過度の変動及び為替レートの無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与えることを再確認する。金融政策は、中央銀行の各々のマンデートに従って、国内の物価安定に向けられるとともに、経済の回復を引き続き支援するべきである。我々は、長期間の金融緩和から生じる意図せざる負の副作用に留意する。

*2013年2月15日-16日 モスクワ

・我々は、根底にあるファンダメンタルズを反映するため、より市場で決定される為替レートシステムと為替の柔軟性に一層迅速に移行し、為替レートの継続したファンダメンタルズからの乖離を避け、そしてこの観点から、共に成長できるよう互いにより緊密に協働する、という我々のコミットメントを再確認する。我々は、資金フローの過度の変動及び為替レートの無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与えることを再確認する。我々は、通貨の競争的な切り下げを回避する。我々は、競争力のために為替レートを目的とはせず、あらゆる形態の保護主義に対抗し、我々の開かれた市場を維持する。


***G-7声明2011年3月18日****

我々、G7の財務大臣・中央銀行総裁は、日本における最近の劇的な出来事を議論し、我々の日本の同僚から、現在の状況、当局がとった経済・金融面での対応についての説明を受けた。 

  我々は、こうした困難な時における日本の人々との連帯意識、必要とされる如何なる協力も提供する用意があること、日本の経済と金融セクターの強靭さへの信認を表明する。 

  日本における悲劇的な出来事に関連した円相場の最近の動きへの対応として、日本当局からの要請に基づき、米国、英国、カナダ当局及び欧州中央銀行は、2011年3月18日に、日本とともに為替市場における協調介入に参加する。我々が長らく述べてきたとおり、為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与える。我々は、為替市場をよく注視し、適切に協力する。
 

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

詳しくはこちら

ブログカレンダー

 

カテゴリー一覧

  • レポート
  • レポート(PDF形式)


業界最狭水準スプレッド

秋

お友達ご紹介キャンペーン

口座開設キャッシュバックキャンペーン