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FRBは物価に配慮、雇用改善が進んだと思ったら原油安

「FRBは物価に配慮、雇用改善が進んだと思ったら原油安」

12月17日 FOMC

*FRBは物価と雇用の安定に努めるのが基本

*今回は景気(物価)に配慮した中身だったと受け止められた

*金融政策の正常化を始めるまで「忍耐強く相当な期間待つ(be patient)、considerable time」

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(景気拡大、雇用改善も物価低下、株価下落に配慮)

声明は米景気が「緩やかなペースで拡大を続けている」と指摘。回復が続く米景気・雇用動向を踏まえ、FOMCは利上げが開始できる状態になるまで「忍耐強く待つ」との一文を新たに盛り込む。長期緩和が続くとの期待をつなぎ、市場で早期の利上げ観測が広がるのを抑えたい狙いとみられる。雇用情勢も改善が進んだとしている。ただ大幅な原油価格の下落を映し、インフレ率が目標とする水準を下回っていると説明。物価動向を注視するとしている。

(イエレン議長発言)

*近く正常化に踏み切る公算は小さい。最大雇用と2%のインフレ率の目標達成に向けた進ちょくが継続する中、政策緩和の低減に着手することが適切となる時期がいずれやってくる。だが現在の見通しを踏まえ、これを行う上で、辛抱強くあることができると判断した。
ゼロ金利解除の時期について「少なくともむこう2回の会合では利上げは行われないだろう。判断は、あくまでも今後の経済指標次第だ」

金融政策スタンスを正常化し始めるにあたり、FOMCは辛抱強くあることができると判断していることを示した。 この新たな文言はわれわれの政策の意図が変化したことを示すものではなく、資産購入プログラムの終了後も現行のFF金利の目標誘導レンジを「相当な期間」維持することが適切になる、としていたこれまでのガイダンスと完全に一致するものだ。 ただ、資産購入プログラムは10月に終了し、米経済はわれわれの目標に向かって進展を見せ続けていることから、現時点でガイダンスをある程度修正することが適切と判断した。

(成長見通し)

2014年の米実質国内総生産(GDP)の伸び率は2.3~2.4%と、9月時点予想の下限と上限をそれぞれ0.3、0.2ポイント上回った。2015年の米経済成長率見通しは2.6-3.0%になるとし、前回9月に示した見通しを据え置いた。

(インフレ見通し)

インフレ率は1.0-1.6%に鈍化すると予想。原油価格の下落を反映したものと見られる。エネルギーや食品を除くコアインフレ率は若干低下し、FRBの目標が達成されるのは2016年末になるとの見方を示した。

適正なフェデラルファンド(FF)金利見通しの中央値は、2015年末時点で1.125%。前回9月の見通しから0.25%ポイントの引き下げとなる。

(雇用見通し)

15年の失業率予想は5.2~5.3%へ引き下げており、FRBが完全雇用を前提とする失業率を達成するとの見通しを示した。

(利上げ確率低下)

CME FEDWATCHによると、FRBが2015年9月に利上げを開始する確率は50%で、声明発表前の60%から低下した。

 

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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