野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

円相場は、自然な動きでおかしくはない

「円相場は、自然な動きでおかしくはない」

*貿易収支=2000年に入ってから、日本企業の中国進出が加速し、貿易黒字が減少しはじめ、さらに東日本大地震をきっかけに貿易赤字になった。日々、貿易為替はドル買いがドル売りより多くなる時代。貿易黒字時代はこの逆である。

*ビッグバン(FX)=日本金融ビッグバンで外貨投信やFXで高利回りを求めた(米ドル以外の高金利通貨への投資が増加)


*対外純資産=3兆ドルの対外純資産があるので、ドル高、外貨高になるほうが資産が増える。個別に円安が良い悪い、円高が良い悪いという議論があるが 個々の声の大きさより、対外純資産である以上 円安が日本経済にメリットがあるのは間違いない(黒田総裁の発言にもある)
  これまでは対外純資産国でありながら円高が進んでいたことが、日本の衰退を招いていた。円安で潤っているものから円高で苦しむ人への利益配分は政治の仕事、ただ円高時代は配分はなかった)


*日銀緩和=これは一種のチアみたいなものである。もちろん資本の外貨投資円売りを促す要因となるが、短期筋(ヘッジファンドから個人投資家など)は買ったら売るという需給には影響を及ぼさないので期待できない。ただ長期投資家(GPIFや生保)が外貨投資をすればある程度長い期間効果がある。問題はその長期機関投資家のヘッジ売り、損切り、利払い時の円買いであるが、現在は貿易黒字なので、貿易・資本と一斉のパニック円買いはないだろう。貿易黒字時代は何度もパニック円買いを見たが、赤字時代はパニック円売りが出る

対外の円安批判=最近は全面ドル高なので、それぞれの国が対ドルで自国通貨安となっているので円安に強い批判はないだろう。貿易赤字の国が通貨安になるのは、G-20などが重視しているファンダメンタルズ通りの動きなので問題視はされない

*米ドル=まだまだ膨大な貿易赤字国なのでドル売り要因であるが、シェールガス革命で貿易赤字が減少しているというドル買い要因はある。シェール燃料の輸出を開始すれば、さらに貿易赤字は縮小するだろう。また原油価格が下落し世界的な低インフレの要因となる

・全体的にドル高となっているが、やはり貿易赤字の日本とユーロ圏の貿易黒字、オセアニアの若干の貿易黒字を比較すると、非ドル通貨での円安も進んでいく


 

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

詳しくはこちら

ブログカレンダー

 

カテゴリー一覧

  • レポート
  • レポート(PDF形式)


業界最狭水準スプレッド

おいしく!ザクザク!夏祭りキャンペーン

お友達ご紹介キャンペーン

口座開設キャッシュバックキャンペーン