野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

ドル円は今年の半値で反発し晩秋へ。日本の自信回復で円安、自信喪失で円高」

10/20(月)「ドル円は今年の半値で反発し晩秋へ。日本の自信回復で円安、自信喪失で円高」

Kusa1

総括「ドル円は今年の半値で反発し晩秋へ。日本の自信回復で円安、自信喪失で円高」 
その他通貨「豪、NZ、南アが揃ってCPIを発表」
テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」
当局・円無常・需給「安倍内閣支持率低下は円買いか売りか」
ID為替「GPIFの株と為替」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「いまだプロ野球選手の夢を捨てきれない人へ」

ドル円=104-109、ユーロ円=134-139、ユーロドル=1.25-1.30

日経インデックス10月17日東京引け10月10日からの変化(2008年=100)円98.3強し、ドル107.3強し、ユーロ95.6強し、ドルインデックスINNYBOT85.20弱し、CRB275.6弱し、原油82.06弱し、金1238.5強し、DOW16380.41弱し、日経平均ドルベ-ス東京引け138.77弱し、IMM円投機筋10月14日 円-101147(前週比+111404)、ユーロ-155342(前週比-9130)

1.(今週の予定)  

20(月)日 日銀支店長会議、黒田総裁あいさつ、日銀地域経済報告、景気動向指数改定値 四中全会 独 生産者物価指数 香港 失業  率
21(火)APEC財務相会合  RBA議事録 香港対話、中 GDP 小売 工業生産 固定資産投資 スイス 貿易収支 香港 消費者物価指数 米 中古住宅販売件数
22(水)日 貿易統計 豪 消費者物価 南ア 消費者物価指数 BOE議事録 米 消費者物価指数 加  政策金利 小売売上
23(木)NZ 消費者物価  中 HSBC製造業PMI 独 PMI製造業・速報 PMIサービス業・速報 ユーロ圏 PMIサービス業・速報 英 小売売上 米 新規失業保険申請件数 住宅価格指数 ユーロ圏 消費者信頼感・速報
24(金)NZ 貿易収支 中 住宅価格 英 GDP・速報値 米 新築住宅販売件数

(来週の予定)

27(月) ウェリントン休場(レイバーデー) 香港 貿易収支 独 小売売上 独 IFO景況指数 米 中古住宅販売成約
28(火)米 耐久財受注 S&P/ケース・シラー住宅価格指数 消費者信頼感指数 リッチモンド連銀製造業指数
29(水)日 鉱工業生産 FOMC政策金利発表
30(木)NZ中銀政策金利、独 雇用統計 南ア 生産者物価指数 米GDP・速報値 新規失業保険申請件数 独 消費者物価指数・速報
31(金)日 消費者物価指数 失業率 NZ 住宅建設許可 仏 生産者物価指数 ユーロ圏 失業率 南ア 貿易収支 米 個人所得
   加 GDP 米 個人支出 PCEデフレーター シカゴ購買部協会景気指数 ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
 
2.総括 主要通貨「ドル円は今年の半値で反発し晩秋へ。日本の自信回復で円安、自信喪失で円高」

 世界の景気が悪化すると円が買われる空気は、貿易黒字時代だけでなく今も少し残っているようだ。ただ実需の取引は円売りのほうが多い時代なので大きな動きとはならないだろう。9月末は四半期末で外貨投信などの設定も多く円売りを後押ししていたが、10月になってそれが剥げ落ちたことも円売り調整に繋がっている。今週もその設定は少なく、来週は月末で少しは多くなるが9月末ほどではない。
 過去5年間を見ると10月下旬のドル円相場はやや円売り方向となっている。11月もそのまま円安の流れに繋がっている。ドル円は先週下落したが、今年の半値あたりで反発した。

 円高・株安でIMFのみならず月例経済報告でも景気判断を下方修正するようだ。既に8%消費増税では便乗値上げもあり、消費者側にとっては、10%以上の増税感がある。消費を抑制すれば、次第に企業も価格を下げていくだろうが、ここで10%増税を決定すれば、消費がさらに減退し、世界の物価低下の流れに逆行することになるので日本の競争力が低下していくだろう。消費増税なければ福祉に回せないというだろうが、止まらない公共事業などを見ているとお金がないとは思えない。今週は週初は小渕大臣の去就で揺れる。ま日銀支店長会議や貿易統計を注目したい。日本の自信回復で円安、自信喪失で円高となる。

 さて今週は21日に香港の行政側と学生側の対話が予定されている。まだ小競り合いは続いている。中国は四中全会で景気対策が期待されている。また3Q・GDP、小売売上、HSBC製造業PMIが発表される。今年、堅調な上海株価指数にどう影響するかで資源国のみならず、他国株式市場、主要通貨の動きも左右しよう。その他、エボラ熱、イスラム国 APEC財務相会議、ウクライナ問題の動きも追っていきたい。ロシアもウクライナ関係改善に努めだすとともに、欧州以外にエネルギー供給先(中国、南アなど)探しに動いている。

 IMFが米国を除く多くの国の経済成長見通しを下方修正しドル高が進んでいたが、米国小売売上の悪化や、タカ派と見られていたブラード・セントルイス連銀総裁が量的緩和第3弾(QE3)終了の先送りを表明したことで、欧州通貨中心にドルが売り戻されている。

 米国の指標はマチマチであり、僅かに予想からブレても市場は大きく動く神経質な展開である。ただ膨大な貿易赤字がある限り、ドル売りへの調整は今後も散見されるだろう。今週は先週まずまずであった金融決算から、ITなどの主要企業の決算となる。またドル高でインフレの抑制が一部で懸念されているが、消費者物価の発表がある。

 欧州は相変わらず指標が弱いが、今週は各種PMIの発表がある。ただ金融緩和期待があるので株価は独で先週は小幅高となっている(日経は大幅下落)。米国の指標次第となるが、ロシア・ウクライナ情勢が首脳会談後に改善していけば少しは明るくなる。

 英は利上げ観測が消費者物価の低下で後退し、現在は利上げ派、現状維持派が半々である。今週はBOE議事録、3Q・GDP、小売売上の発表がある。

3.その他通貨「豪、NZ、南アが揃ってCPIを発表」

 豪、NZ両国中央銀行が自国通貨の下落を誘導出来るのも消費者物価が低下しているからだ。両国は常にインフレで悩んでいたが、世界経済の減速、中国景気の減速でインフレが低下し、金利も低下傾向にある。ただ両国ともに住宅価格は上昇を続けている。今週は豪、NZともに3Qの消費者物価を発表する。豪はインフレターゲット上限に達していた2Qからは低下する予想。NZは前期比では上昇も前年比では低下の予想である。また南アも消費者物価を発表する。豪、NZとは違ってインフレ懸念があり、消費者物価指数もインフレターゲット上限の6%
を越えている。次期中銀総裁もインフレ懸念を強調している。ただ今週の9月消費者物価指数の予想は8月の6.4%から低下の6.1%となっている。

 その他、豪、NZ、南アの注目点は以下の通りである。

(豪ドル)

*政策金利は予想通り据え置き(13回連続)、次の動きは利上げ予想だが年内は据え置きとの見方が多い
*雇用統計はブレが多く不信感が出ている
*9月中国の輸入が増加し豪ドルを支えた
*鉄鉱石・石炭価格下落が続くが輸出は中国の需要で伸びている
*RBAの声明骨子は金融緩和継続、豪ドル高懸念、鉱山業不振など
*政府の緊縮財政も家計を圧迫
*政府は2014年成長見通しを引き下げ
*2014年インフレ見通しは炭素税の廃止で見通しを引き下げた
*大手企業の人員削減は続く トヨタもGM、フォードに続き工場撤退を表明
*財政赤字は増加で黒字目標を達成できず

(NZドル)

*9月ビジネスPMIは改善
*住宅価格は上昇、食品価格は下落
*乳製品価格は先週は下げ止まった
*政府・中銀のNZドル高懸念は継続、8月は実弾介入
*来年の財政黒字化は不透明
*3Q 7-9月期NZIER企業景況感は+19で2Qから減速
*雇用には良い兆しが出ている(特にオークランド)
*2Q・GDPはまずまず、農業の落ち込みをサービス業が補った
*政策金利は据え置かれた 年内は据え置き予想が強い
*雇用統計では失業率は改善したが、雇用者数の伸びは予想を下回った
*2Q・CPIは予想をわずかに下回ったことが、政策金利決定後の声明にも表れ、今後の利上げペースは緩慢になることが予想される
*震災復興と移民増も景気回復の要因

(南アランド)

*先週の8月小売売上は改善
*ただ株式市場の下落は止まらない
*IMFは南アの今年来年の成長見通しを下方修正
*次期中銀総裁候補がインフレ抑制を強調
*依然景気減速とインフレ高騰に悩む
*ロシアの協力で原発8基建設予定
*経常収支赤字が拡大
*2Q・GDPはリセッションは免れたが予想は下回った
*南アのアフリカン・バンクが破たん、4大銀行の格下げがあった
*世界中低金利の中で低下しているとはいえ南アの6%台は魅力があるようだ
*今年は海外から債券市場への資金流入が増加しランドを支えている
*2Q失業率はさらに悪化した
*相次いで国債が格下げされている

4.テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円=団子天井からの下落は、今年の高値、安値の半値の105.42あたりで下げ止まった(先週安値は105.19)。10月2日-3日の上昇ライン、8月8日-15日の上昇ラインを下抜いて下落、ボリバン下限を下抜いたが、週後半は10月15日-16日の下降ライン、10月6日-10日の下降ラインを上抜いて小反発した。5日線はまだ下向き。ボリバン下限は106.04。
週足は先週は長い下ヒゲを残している。10月6日週-13日週の下降ライン上抜けを維持できるか。9月8日週-15日週、8月18日週-9月1日週の上昇ラインを下抜いている。
 月足は9月の陽線でボリバン上限を越えていたがようやくバンド内へ。9月の上昇分の調整だろう。月足は長い下降ライン1998年8月(147.63)と2007年6月(124.10)の下降ラインを上抜いた。直近では今年 2月-3月の上昇ラインを下抜いたが4月-5月の下降ラインを上抜いた。年足は2002年-2007年の下降ラインを上抜いた。2012年-13年の上昇ラインに沿っている。また年足では先週一時陰線となった。

*ユーロドル=9月4日-16日の長い下降ラインを上抜き、10月6日-8日の短い上昇ラインは一旦下抜いたが10月9日-10日の下降ラインを上抜いて10月6日-15日の上昇ラインで底堅く推移している。ただ10月15日-16日の上昇ラインは下抜いて今週は始まりそうだ。上値抵抗は10月15日-16日の下降ライン。狭いボリバンの中位。週足は8月18日週-9月15日週は上抜いた。7月14日週-8月18日週、5月5日週-6月30日週などの下降ラインが上値抵抗。週のボリバンの中には戻っている。月足は7月-8月の下降ラインに沿う。今月は陽転。5月の月足ボリバンの上限から下限へ達したのは5月のドラギ発言効果。年足は12年-13年の上昇ラインを下抜いている。

*ユーロ円=9月19日のボリバン上限越えで出た上ヒゲ効果での下落が続き、ボリバン下限に達した。いや下抜いた。ただ先週は漸くその返し出た。10月16日の長い下ヒゲである。9月19日-10月9日の下降ラインは上抜いて今週は始まる。10月15日-17日の上昇ラインがサポート。まだボリバン下位。週足も先週は長い下ヒゲ。9月15日週-22日週の下降ラインが上値抵抗だが近い。週のボリバン下限は一時大きく下抜いたがすぐさま戻している。ボリバン下限下抜きは逆張りのチャンスである。月足は2月ー3月の上昇ライン下抜いたが4月-5月の下降ラインを上抜き、そのラインがサポートとなっている。9月は陽転。今月はここまで陰線。年足は08年-10年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿う。たた今年はここまで陰線。

5.当局・円無常・需給「安倍内閣支持率低下は円買いか売りか」

 いつもながらの政局となっている。小渕経産相の明治座問題、松島法相のウチワ問題。今年は円高(一部報道は急激な円安だが)、株安とアベノミクスの流れの逆となっているが、女性大臣登用も人事の目玉だけであったので逆の流れ。ただ閣僚辞任は悪材料だがアベノモミクスクの逆なら円買いか?世銀の日本成長下方修正、月例経済報告下方修正、円高・株安で消費増税なら景気はさらに落ち込むか。8%への消費増税でも5%税込1000円の商品が、1080円と実質で消費者にとって11%程度の増税であっただけに、庶民への打撃は大きくなっている。

6.ID為替「GPIFの株と為替」

  GPIFは国内株の場合、目安の12%から上下6%分の幅で運用するのが基本ルール。6月末時点は保有上限ぎりぎりの17%。運用比率の目安を25%まで高めると単純計算で8兆円の株買いが発生する。上限ぎりぎりまで活用すれば国内株を最大30%程度保有することも可能になる。外国債券と外国株式の比率を合計23%から30%程度まで高める。一方、国債の比率は60%から40%台に下げる方向だ。


7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
 
日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、テロ、外為取引税(トービン税)、日中国交断絶、
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高
-150-普通円-200―円安-250-超円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8.横浜湘南便り「いまだプロ野球選手の夢を捨てきれない人へ」

「ハマスタ150分草野球」で登場曲をつけてウグイス嬢のアナウンス
  
(日時 ・料金)
2014年11月3日(祝月)
①9:00~11:30 ・・・20万円(税別)
②12:00~14:30 ・・・20万円(税別)
③15:00~17:30 ・・・25万円(税別)

(付帯設備)
ロッカー・シャワー・アナウンス・スコアボード・駐車場
 
また、オプションとして
〇スピードガン・登場曲・・・別途5万円(税別)
〇審判1名・・・別途5千円(税込)
がご利用いただけます。  

*チアガール、応援団はついていないのだろうか
*私も、まだ「パンチョ伊東さん」に指名されたい夢を持っている
 「第一回選択希望選手。。。」と

*セリーグ応援歌*http://www.youtube.com/watch?v=5Fgw7ZzFfmM**
 
*ただハマスタを借りるにはハマスタ所有者の市役所を通してもう少し安価に申し込む方法もあるようだ
 

Kusa2

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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