野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

中間期末、外貨投信、ECB、独CPI、欧雇用、短観、中 製造業PMI、米 雇用統計、ISMなど

    9/29(月)「中間期末、外貨投信、ECB、独CPI、欧雇用、短観、中 製造業PMI、米 雇用統計、ISMなど」

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総括「中間期末、外貨投信、ECB、独CPI、欧雇用、短観、中 製造業PMI、米 雇用統計、ISMなど」 
その他通貨「米ドル高、資源価格下落に揺れる」
テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」
当局・円無常・需給「ビル・グロス氏退職による米金利上昇」
ID為替「今年の円は弱い通貨でもない、現在4位」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「横浜は大人の遊園地」

ドル円=106-111、ユーロ円=136-141、ユーロドル=1.25-1.30

日経インデックス9月26日東京引け9月19日からの変化(2008年=100)円95.8強し、ドル106.7強し、ユーロ94.1弱し、ドルインデックスINNYBOT85.64強し、CRB280.28強し、原油93.54強し、金1215.4弱し、DOW17113.15弱し、日経平均ドルベ-ス東京引け148.82弱し、IMM円投機筋9月23日 円-105422(前週比-22240)、ユーロ-141965(前週比-4816)

1.(今週の予定)  

29(月) 臨時国会召集 シドニー休場、香港 小売売上 日 貿易統計、独 消費者物価指数 米 個人所得・支出、PCEデフレーター 中古住宅販売成約
30(火)日 失業率 鉱工業生産 家計調査、商業販売 勤労統計、住宅販売、自動車生産 為替平衡操作 NZ 住宅建設許可 仏 生産者物価指数 独 雇用統計 英 GDP・確定値 ユーロ圏 失業率  南ア 貿易収支 加 GDP 米 ケース・シラー住宅価格指数 シカゴ購買部協会景気指数 消費者信頼感指数
1(水)日 日銀短観 中 製造業PMI 国慶節 豪 小売売上  ユーロ圏 製造業PMI(確報値) 英 製造業PMI 米 ADP民間雇用者数 ISM製造業景況指数 建設支出 
2(木)日 企業物価見通し、生活意識に関するアンケート調査 豪 貿易収支 住宅建設許可 英 建設業PMI ユーロ圏 生産者物価指数 ECB政策金利 米 企業人員削減数(チャレンジャー社) 新規失業保険申請件数  ドラギECB総裁会見 米 製造業受注 
3(金)中 非製造業PMI ユーロ圏 サービス業PMI(確報値) 英 サービス業PMI ユーロ圏 小売売上 米 非農業部門雇用者数
   失業率 貿易収支  ISM非製造業景況指数

(来週の予定)

6(月) シドニー休場(レイバーデー)
7(火) 日銀金融政策決定会合  景気動向指数・速報値  RBA政策金利 独 鉱工業生産 スイス 消費者物価指数 英 鉱工業生産
8(水)日 経常収支 貿易収支 スイス 失業率 加 住宅着工件数 FOMC議事録(9月16・17日分)
9(木)日 機械受注 豪 雇用統計 独 貿易収支 経常収支 BOE政策金利 米 新規失業保険申請件数
10(金)スイス 小売売上 英 貿易収支 加 雇用統計
 

2.総括 主要通貨「中間期末、外貨投信、ECB、独CPI、欧雇用、短観、中 製造業PMI、米 雇用統計、ISMなど」

 やはり中間期末の円買い要因も働いている。先週はドル円やポンド円は若干上昇し円売りとなったが、他の6通貨に対しては円高推移した。ただ先週金曜日は外貨投信の円売りも出て、さらに9月30日(火)も外貨投信の払い込みが多く、期末の円買いを相殺するだろう。

 全体的には全面ドル高が進んでいる。主要9通貨では豪ドルを抜いて首位にたった。ルー財務長官の「強いドル」支持発言、米2Q・GDPが上方修正されたことがドルを後押ししている。FOMCが「相当な期間」のゼロ金利を維持する文言を残したが、政策金利見通しを引き上げたこと、その後の景気指標も雇用保険を含めまずまずであることがドルを引き上げた。今週も週末の9月米雇用統計の非農業部門雇用者数が21.5万人と強い数字が予想されていることから、結果はともあれ織り込み期間はドル買いに振れよう。為替政策を管轄しない一部FRB幹部はドル高がインフレを抑制するとしてこれ以上のドル高に慎重だ。米国は貿易収支も発表される。今年は毎月400億ドル超の赤字を出し続けているだけに、これが続くとドル売り要因となり長期的なドル高は続かないが「ゼロ金利」の文言を維持か否かで騒いでいるうちはあまり材料とはなっていない。

 日本は中間期末の輸出やリパトリの円買いが出ているが、外貨投信の円売りがある程度それを抑える。外貨投信の円売りのピークは9月30日となる。それが終われば日銀短観であるが、事前に発表された3Q・法人企業景気予測の景況感が2Qより小幅マイナスとなっていたように、景況判断は小幅低下しよう。そうなると、国会でもアベノミクス批判や10%消費増税へ反対議論が巻き起こるだろう。現在、道路工事を中心とした公共事業で景気回復を目指している政府だが、さらなる対策をとってくるだろう。公明党の主張する軽減税を導入するかもしれない。GPIF改革のほかに、個人の可処分所得を増やすような政策が出れば、株や為替にも資金が流入するだろう。やらなければ逆の動きとなる。秋が深まってくるが、輸入の円売り活発となる季節である。晩秋、初冬から新年度までは今年も円売りの季節だろう。

 欧州は、5月のドラギ総裁の「低インフレ抑制のために何でもやる」発言以来、ユーロドルが1.39台から1.26台へ大きく下落している。ただユーロ円は142円から138円と小幅の下落に留まっている。ユーロ安を狙う、あるいは大きな変動を狙うならば対ドルでの取引が動きが速いが効率的だろう。欧州は今に始まったことではなく、常に他国より低成長だ。ただそれでも通貨が強かったのは、やはり膨大な貿易黒字があるからだろう。今週はECB政策決定会合がある。ドラギ総裁がこれ以上利下げが出来ないので「非伝統的金融政策」とるかどうかがカギだろう。ドイツ連銀だけは「非伝統的金融政策」やユーロ相場の下落には反対するだろうが、稀にしかいい景気指標が出ないので緩和派が押し切るだろう。独政府は3Qは景気回復するとしているが、その結果が出るのは11月になる。かなり売られているので、いい指標が連続すれば大きく戻す可能性はある。

 英国はユーロが売られているので対価としても買われ、さらにカーニー総裁の利上げ発言でも上昇した。スコットランド独立投票で一時180円後半まで伸びたが、それを上抜くには9月19日-25日の下降ラインを上抜けるかどうか。来週が政策金利決定であり、現在は利上げ派が政策委員に2名いる。それが増えるかどうか。

 さて世界経済の浮沈、特に資源国経済の浮沈を握る中国だが、景気減速の兆候が多く、内外ともに14年、15年の成長率見通しを引き下げている。また政府は抜本的な景気対策は打たずに構造改革を重視し、金融緩和も従来の主張通り穏便なので景気の急回復は期待できない。
 28日(日)に発表された8月工業利益は前年比-0.6%と冴えなかった。
 インフレが2%に低下しているがテコ入れはない。そこで出てきた周人民銀行総裁辞任観測であるが、今のところ人民銀行は否定している。景気減速で資源重要が減り、資源価格が下落しているので豪ドルやNZドルの下落要因となっている。ただ上海株価だけは、香港・上海株式市場の交流もあり上昇し、今年の主要国株価指数ではトップに立っている。10月1日からは国慶節休暇が始まるが景気指標はいくつか発表される。国慶節では4億8千万人の人口移動があるようだ。

3.その他通貨「米ドル高、資源価格下落に揺れる」

 先週はNZドルが対ドルで3.2%、対円で3%、豪ドルが対ドルで1.9% 対円で1.6%下落した。G-20でも為替について特段の言及もなく、それぞれの通貨が最近は対ドルで下落していたので、NZ中銀総裁の介入示唆を含め強いNZドル高懸念は意外であった。NZドルの下げが豪ドルの下げを誘った。中国景気の減速もあり、資源価格が下落し資源通貨が大きく下げた。

 豪、NZともに5月あたりから貿易黒字の減少し始め、現在は赤字の月が続いていることが両国の当局が通貨高懸念をもつ原因だろう。
豪では鉄鉱石、石炭、NZでは乳製品の下落が続く。日本も円高時代は輸出業者が悲鳴を上げたものだが、日本の場合は現地生産で逃げたところもあったが、豪やNZの主要輸出商品は資源なので他国への生産移転が出来ないのも悩みどころだ。NZはその農業の落ち込みをサービス産業が補った2Q・GDPが発表された直後であったので中銀総裁の発言は影響が大きかった。
 両国ともにインフレがそれほど心配する状況にないことも通貨安誘導を続けている要因であろう。円安より速い資源国通貨安となっているが、今後はインフレ指標次第でもある。もちろん資源価格が下げているのでCPIも低下するが、住宅価格がどれくらい上昇を続けるが焦点となってくる。ひとたび上昇すれば、両国とも財政状況がいいだけに海外から資金流入が増加する地合はある。

南アランドは豪、NZよりは下げ幅が縮小したが、やはり米ドル金利の上昇、資源価格の下落、株価指数が5万ポイントを割り込んだことで下落。マーカス総裁の退任は一時的なショックで終わったが、次期総裁も景気減速とインフレ高騰のなかでの金融政策のかじ取りは難しいと思われる。中国とは鉄道建設、ロシアとは原発建設で経済関係の結びつきは強まっている。


4.テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円=中間期末、下旬週でも週足は小幅ながらも陽線となった。98年の8月-2007年6月の月足下降ライン、また年足の2002年-2007年の下降ラインいずれも今月上抜いているからだろう。前回申し上げた通り先々金曜はボリバン上限で上ヒゲが出たので少し弱含んだが、9月19日-22日の下降ラインを上抜くや、底堅くなり109円台で越週となった。依然9月8日-17日、8月29日-9月5日、8月8日-18日の上昇ラインがサポート。 ボリバン上限(現在110.36)までやや余地がある。やや下げる場面もあったが、5日線は下向かず。
 週足は8月25日週の長い下ヒゲを起点に4連続陽線となった。ボリバン上限を大きく超えている。9月1日週-9月8日週の上昇ラインがサポート。月足は長い下降ライン1998年8月(147.63)と2007年6月(124.10)の下降ラインを上抜いた。直近では今年 2月-3月の上昇ラインを下抜いたが4月-5月の下降ラインを上抜いた。年足は冒頭に述べた通り2002年-2007年の下降ラインを上抜いた。2012年-13年の上昇ラインに沿っている。

*ユーロドル=なだらかな9月9日-11日の上昇ラインを下抜いて下落。9月16日-17日の下降ラインが上値抵抗であったが、さらに角度を急にして、9月23日-24日の下降ラインが上値抵抗となっている。ボリバン下限、5日線下向き。またボリバン下限に接しただけにこれ以上の売りは注意したい。9月4日-9日の下降ラインはサポートか。週足は8月18日週-9月15日週、7月14日週-8月18日週、5月5日週-6月30日週などの下降ラインが上値抵抗。週のボリバン下限は下抜いている。月足は7月-8月の下降ラインに沿う。今月もここまで陰線。5月の月足ボリバンの上限から下限へ達したのは5月のドラギ発言効果。年足は12年-13年の上昇ラインを下抜いている。


*ユーロ円=9月19日のボリバン上限越えで出た上ヒゲ効果で下落。9月19日-22日の急な下降ラインは上抜き下降速度を緩めるも、9月23日-24日の下降ラインに沿い下落。9月25日-26日の急な下降ラインを29日月曜日に上抜けるかどうか。まだボリバンの中位。5日線下向き。
 週足は9月1日週は長い上ヒゲであったが、反転、8月18日週-25日週の下降ラインを上抜いて上昇。週のボリバン上位へ上昇。一旦上限を上抜くも長い上ヒゲでボリバン内に戻す。9月8日週-15日週の上昇ラインを下抜き、9月15日週-22日週の下降ラインに沿う。
月足は2月ー3月の上昇ライン下抜いたが4月-5月の下降ラインを上抜いた。今月は5か月連続陰線から陽転しそうだ。年足は08年-10年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿う。たた今年はここまで陰線。


5.当局・円無常・需給「ビル・グロス氏退職による米金利上昇」

 PIMCOのビル・グロス最CIOが退職したことを受け、今後投資家からファンドの解約が 相次いだ場合、同社は保有国債の売却を余儀なくされる恐れがあるとの見方が広がり金利が上昇した。
  先週金曜は 短・中期債が売られ利回りが上昇した。グロス氏がFRBが事実上のゼロ金利政策を長めに継続するとの見方から、最近数カ月間、短・中期債への投資選好を強めていたため、とみられている。

6.ID為替「今年の円は弱い通貨でもない、現在4位」

 昨年は円全面安で円は最弱通貨であったが、今年は最近では円は何故か急激な円安と報道ルされているが、弱くもなければ
強くもない。(表参照願度) 

 3月末順位2013年2014 年  
  12月31日3月31日
1位NZドル円86.6589.562.91 3.36
2位豪ドル円93.9895.661.68 1.79
3位    
4位スイス円117.97116.71-1.26 -1.07
5位ポンド円174.43172-2.43 -1.39
6位ユーロ円144.84142.15-2.69 -1.86
7位ドル円105.29103.22-2.07 -1.97
8位ランド円109.78-0.22 -2.20
9位カナダ円99.1293.38-5.74 -5.79



*
 現時点順位2013年2014年  
  12月31日9月26日
1位米ドル円105.29109.283.99 3.79
2位豪ドル円93.9895.711.73 1.84
3位ポンド円174.43177.613.18 1.82
4位    
5位NZドル円86.6585.89-0.76 -0.88
6位カナダ円99.1297.91-1.21 -1.22
7位スイス円117.97114.85-3.12 -2.64
8位ランド円109.72-0.28 -2.80
9位ユーロ円144.84138.6-6.24 -4.31

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
 
日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、テロ、外為取引税(トービン税)、日中国交断絶、
------------------------------------------------
 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高
-150-普通円-200―円安-250-超円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白くしく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8.横浜湘南便り「横浜は大人の遊園地」

 横浜は大人にとっても遊園地、みなとみらいのコスモパークだけでなく、野毛、伊勢佐木町、ハマスタ、赤レンガ、象の鼻、山下公園
中華街、元町、山手とすべて徒歩圏内 
 

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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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