野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

チャートで短期取引に勝つ、その1

「チャートで短期取引に勝つ、その1」

(始めに)

東京市場(午前9時から午後5時)での値幅は極めて小さい。一方、ニューヨーク市場は経済指標やニュースに素直に大きく反応したり乱高下する。自分にあった相場つきの時間帯、通貨を選んでデイトレードなど短期の取引を行なって頂きたい。静かで小動きの相場が得意な人も、荒れ相場が得意な人もいるだろう。
 また、金利差を狙う長期的な取引とは異なり、デイトレードではある程度は設備を整えなければならない。ニュースを即座に入手出来る体制(情報機器、PC)、取引する通貨のチャート(ローソク足、一目均衡表、移動平均線、ボリンジャーバンド)などを揃えることだ。ロイターや日経テレコン、ダウジョーンズ、ブルームバーグまた海外のニュースソースにアクセスするのに、以前は高額な費用がかかったが、今は証拠金取引会社などを通じて殆ど負担にならない金額で入手できるようになった。また、チャートも手で書かなくともネットで手に入るような便利な時代になった。

 相場の手法としては、ファンダメンタルズ、テクニカル、需給分析などあるが、私個人としてはすべてを駆使している。チャートだけでやっても良いが、重大なニュースが出れば、一旦はチャートを忘れて瞬間に反応して取引するほうが有利だ。みすみす重要なニュースで動く収益チャンスを逃す手はない。また、午前中にドルが買われやすい需給なのに、米国のファンダメンタルズが悪くなってドルを売るのは非効率だ。ファンダメンタルズやトピック、チャート、需給をすべて動員して短期は取引するのが有利ではないだろうか。短期ではスワップ金利の受払いはミ二マイズ出来るので、それらを駆使して純粋に変動幅を捉えたい。
 
  それでは今後は機会があればチャートについて詳しく語りたい。チャートは西洋のもの、東洋のものと多種多様だ。こんなに数多くあるのは、やはり決め手に欠くからで、ゴルフでパターが苦手な人がパターを、ドライバーが苦手な人がドライバーを何本も入れているのと似ている。
 ただ、どのチャートを使っても売りサインや買いサインを出すタイミングは同じような時が多い。あるチャートが売りサインで、またあるチャートが買いサインということはあまりない。やはり自分が扱い易いチャートを絞って使いたい。私はローソク足、P&F、移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表の5種類を使っている。これだけあれば他のものを使わなくても十分な気がする。
それぞれのチャートがあたる確率はそれなりに高い。その指示通りに出来ないのはチャートの問題ではなく、あくまで人間の心の問題ようだ。例えば、売りサインが出る時は、往々にして相場が上昇してセンチメントも強気のことが多い。そこで売ることは理性から出来ない。翌日下がってからやっぱり下げかと後悔することも多い。チャートを利用するのに、ファンダメンタルズ、センチメントもごっちゃに取引しようとして、チャートの指示を邪魔するようなこともある。センチメントと違ったチャートの指示に従うことは難しいが、それなら金額を減らしてやや近い損切の注文を置いて実行してみてはどうだろうか。

 チャートの教科書は殆どが株式を対象としたものが殆どだ。またローソク足の原典は江戸時代の米相場の大家本間宗久が原点だ。それらを鵜呑みにして為替取引に使うといろいろと不都合な面が出てくる。為替取引での実戦経験を踏まえて実績のあった手法を取り出して語りたい。

 (続く)

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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