野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

豪ドル、NZドル、南アランドの当面のポイント

「豪ドル、NZドル、南アランドの当面のポイント」


①オーストラリアドル=昨年ほどの景気減速、雇用悪化、インフレ低下はなくなり、住宅投資主導の景気回復となれば豪ドルは上昇
           雇用と鉄鉱石価格の下落が心配 85-110 110方向へ
 (ポイント) 

*今週の政策金利は据え置きとなった。鉱山ブームのピークを過ぎ、それを低金利による住宅投資活発化で補っている
*緊縮財政政策で利上げをしにくい状況 
*財政への取り組みは格付け会社からは評価、国民は不満

*RBAは豪ドル高を懸念(鉄鉱石価格下落を豪ドル安でカバーしたい)
*インフレは想定レンジ内で推移
*雇用不安は残るが求人は増加しつつある

*RBAは年内は政策金利を据え置くだろう
*雇用者数の増加は4カ月連続とならなかった
*ケントRBA総裁補は失業率はまだ高い状態が続くと発言

*1Q・GDPは小幅改善
*RBAデベル総裁補の資本流入減少発言あり

*大手企業の人員削減は続く トヨタもGM、フォードに続き工場撤退を表明
*財政赤字は増加で目標を達成できず
*格付けはAAAを確認(S&Pとフィッチ)

*中国向け鉄鉱石価格を値下げ
*中国製造業PMI改善は好材料
*中国の輸出や小売の指標は改善
*中国は預金準備率引き下げを実施


②NZドル=昨年ほどの指標の強さはないが、中銀はインフレを懸念、さらなる利上げが見込まれる
    ここのところGDP改善、1Q経常収支、貿易収支も改善で7月利上げ期待が膨らんでいる
    ジリ高傾向で80-100で100の方向か

(ポイント)

*GDP、経常収支、貿易収支と申し分ない。財政も黒字化が近い。雇用が安定すれば完璧である
*問題は住宅価格高騰によるインフレ懸念
*中銀は強いNZドル高懸念を持つが、ファンダメンタルズの良さから、NZドルが買われても当然のところはある
*1Q・GDPは予想を下回ったが前期比+1.0%となり3期連続の1.0%以上の成長
*ECBマイナス金利やFRBのゼロ金利維持は買い材料
*中国景気指標に改善の兆し。イラク、ウクライナ問題が不安
*7月も利上げが予想されている
*乳製品価格は弱い
*5月求人広告は減少
*アルミの国際価格は上昇
*5月NBNZ企業信頼感は悪化
*4月住宅建設許可は改善
*1Q小売売上は予想を下回る
*1QのCPIは予想を下回ったが、中銀は今後は上昇すると見てさらなる利上げを見込んでいる
*IMFはNZドルが5%から15%過大評価されているとした
*貿易収支の黒字が続く、中国への乳製品輸出増によるもの
*震災復興と移民増も景気回復の要因
*総選挙は9月20日

 

③南アフリカランド=プラチナ鉱山ストから金属労組のストへ主役交代、景気を減速させる懸念、インフレ強い、雇用不安、株・資源は強い、8.5-10、スト終結しなければ9割れも

 (ポイント) 

*白金鉱山スト終結も、金属労組が7月1日よりストに入る
*インフレ懸念と景気減速のジレンマがある
*ズマ大統領が経済立て直しの演説を行ったがネネ財務大臣は今年の成長目標は達成できないと発言
*5月CPIは6.6%とインタゲ上限の6.0%を上回った
*4月小売売上は改善
*マーカス中銀総裁は景気減速もリセッション入りは否定
*景況感指数は弱い
*1Q・GDPは弱い予想をさらに下回った。
*ANCが政権を維持したことをムーディーズは評価した
*1Q経常赤字は、昨年4Qより改善
*株価指数は強い
*停電リスクあり

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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