野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

資源通貨 御三家ポイント 、豪ドル、NZドル、南アランド

    「資源通貨 御三家ポイント、豪ドル、NZドル、南アランド」

*日本の新年度の円高実需で伸び悩んでいるが、年初来の通貨番付のトップ争いをしている豪とNZ。欧米各国と比べれば
財政状況は良好。それを背景に柔軟な政策がとれる。中国景気減速だが中国向け輸出は増加で、円買い需要が剥げ落ちる秋からまた上昇しよう。両国ともに通貨高懸念を有していることは注意、両国とも介入実績はある

*南アは新興国としては成長力は弱い。最近の景気指標も強くはない。豪・NZとは異なり、通貨安懸念を当局は有している
 鉱山ストの影響で資源価格は上昇、株価は強い。総選挙のANC勝利でズマ大統領が再選される見込み。ムーディーズは総選挙の結果を好感 している。ここ数年売られ続けているので自立反発もある。インフレ高騰による当局の通貨安懸念もランドを支える。 海外からの投資も引き続き活発

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 豪ドル「緊縮予算案は国民に不人気、格付け会社評価、雇用改善続く、インフレ落ち着き」

 (ポイント) 

*年初来の通貨番付の首位
*13日、緊縮予算案提出
*CPIは予想を下回る
*GW中の指標は雇用を除き弱いものが多かった
*雇用統計は3カ月連続大幅改善
*RBA議事録では低金利維持を表明
*RBAは豪ドル高懸念を示している
*大手企業の人員削減は続く トヨタもGM、フォードに続き工場撤退を表明
*財政赤字は増加で目標を達成できず→今後10年の目標に変える
*格付けはAAAを確認(S&P、フィッチ、ム-ディーズ)

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NZドル「中銀総裁介入示唆で上昇ライン崩れる、小売売上予想を下回る」

(ポイント)

*中銀総裁が売り介入示唆し下落
*中銀=通貨上昇が続けば利上げサイクルも調整がある
*中銀総裁は円キャリー取引と通貨高の要因としている(リーマンショク前以来の言及)
*雇用、住宅、貿易などの指標は悪くはない
*OECDは経常赤字の改善を勧告
*政策金利は0.25%引き上げられ3.0%となった。大震災前の水準へ
*1QのCPIは予想を下回ったが、中銀は今後は上昇すると見てさらなる利上げを見込む
*IMFはNZドルが5%から15%過大評価されているとした
*貿易収支の黒字が続く、中国への乳製品輸出増によるもの
*震災復興と移民増も景気回復の要因
*財政は黒字化する見込み
*経常赤字による格下げ懸念あり
*総選挙は9月20日

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南アランド「総選挙で波乱なし、雇用、小売売上弱い」

 (ポイント) 

*ANCの得票率は前回より下げるが60%以上は維持=格付け会社が評価
*失業率悪化 小売売上も弱い
*貿易収支赤字拡大
*3月CPIはインタゲ上限の6%へ
*中国は積極投資を続ける
*プラチナ鉱山ストで賃金引き上げ交渉で進展したとみられるが停滞
*ストの影響でパラジウムはここ3年の高値を続ける
*マーカス南ア中銀総裁はインフレを引き起こすランド安懸念を有している
*ただランド安防止の為替介入は否定している
*前回政策金利は据え置きだが、4-3の僅差であった
*南アの経済見通しは依然ぜい弱
*2014年の平均インフレ見通しを6.3%に維持
*毎回利上げに踏み切るわけではない中銀総裁の発言もあった
*今年は資源価格が総じて強い
*ムーディーズは格付けを確認、見通しはネガティブとした
*IMFは南アの構造改革を要求

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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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