野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

政府浮かれても株価は浮かれず、プリンセス アイコなど

        5/8(木)「政府浮かれても株価は浮かれず、プリンセス アイコなど」

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総括「政府浮かれても株価は浮かれず」 
需給「イエレン議長発言要旨」
テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」
当局・円無常「役人の年金運用」
ID為替「日豪70歳対決」
リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」
横浜湘南便り「プリンセス アイコ」

ドル円=99-104、ユーロ円=139-144、ユーロドル=1.37-1.42

日経インデックス5月7日東京引け4月25日からの変化(2008年=100)円100.2強し、ドル102.9弱し、ユーロ98.7強し、ドルインデックスIN NYBOT79.23弱し、CRB307弱し、原油100.77強し、金1288.9弱し、DOW16518.54強し、日経平均ドルベ-ス東京引け138.26弱し、IMM円投機筋4月29日 円-70352(前週比-3109)、ユーロ+25734(前週比-40)

  1.(今週の予定)

5(月) 豪 住宅建設許可 中 HSBC製造業PMI  ユーロ圏 生産者物価  米 ISM非製造業景況指数 
6(火) 豪 貿易収支 RBA政策金利  ユーロ圏 サービス業PMI確報  英 サービス業PMI ユーロ圏 小売売上  加 貿易収支 
    米 貿易収支 加 Ivey購買部協会指数 
7(水) NZ 失業率 日銀金融政策決定会合議事要旨 豪 小売売上 中 HSBCサービス業PMI スイス 失業率  独 製造業受注
    加 住宅建設許可
8(木)豪 新規雇用者数 失業率 中 貿易収支 独 鉱工業生産  スイス 消費者物価 BOE政策金利 ECB政策金利 加 住宅着工 
    米 失業保険申請件数 加 新築住宅価格 
9(金)中 消費者物価 生産者物価 独 貿易収支 独 経常収支 英 鉱工業生産  英 貿易収支 加 失業率 加 雇用者数変化 
 
(来週の予定)

12(月)日 国際収支、スイス 小売売上 
13(火)独 ZEW景況感調査 ユーロ圏 ZEW景況感調査 米 小売売上
14(水)NZ 小売売上 仏 消費者物価指数 英 雇用統計 ユーロ圏 鉱工業生産 BOE 四半期インフレレポート 南ア 小売売上 米 生産者物価指数
15(木)日 GDP・一次速報 仏 GDP・速報値 独 GDP・速報値 ECB月例報告 ユーロ圏GDP・速報値 米 NY連銀製造業景気指数 消費者物価指数 新規失業保険申請件数
     対米証券投資 鉱工業生産 米 フィラデルフィア連銀景況指数 NAHB住宅市場指数
16(金)香港 GDP ユーロ圏 貿易収支 米 住宅着工件数 建設許可件数 ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
 
2.総括「政府浮かれても株価は浮かれず」

  今年もここ3年と同じ相場展開となっている。GW前の円高、GW後の戻しである。

 過去5年のGW頃のドル円の相場推移は既に申し上げた通り以下の通りである。

2011年から13年はGWまで円高が進み、GW明けは円安、6月以降は真夏まで円高
2009年から10年はGWまで円安、GW明け、真夏までは円高
2008年のリーマンショックの時はまだ金融グロバリーゼーション、FXでのエンキャリーの影響で真夏まで円安が進んだ。

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 昨年からのNZの経済成長ぶりを見ていると、日本にも同じことが言えるのではないかと思う。同じころに大震災があった。そして両国ともに大胆な金融緩和を行った。公共事業を増やし震災復興となった。低金利で住宅投資が盛り上がり、次いで個人消費も強含んだ。
 最後に遅行指標である雇用も両国で改善している。NZではアベノミクス的な掛け声はなかったが、同じように回復している。

 ということは日本もアベノミクスがなくとも回復していたかもしれない。民主党ももう少し国民が我慢できる政策を続けていたら勢力を盛り返していたかもしれないが、「言ったことはやらない、言わないことはやる」で去っていった。さらに与謝野、藤井両財務相の円高誘導発言は非難すべきだろう。円安になればこれだけ景気が回復できることでそれは証明できた。輸出が伸びることもあるが、日本は3兆ドルの対外純資産国である。30円近く上昇すれば30兆円の経済効果がある。円高では逆である。

  円安と株高でこれだけ景気が回復することがわかったが、最近の政府・日銀はそれを忘れつつあり、元の時代戻りつつある恐怖感も出てきている。今年の株価を見ているとそう感じる。
 法人減税を世界に公約したが、なかなか進まないようだ。年金(GPIF)の運用改革を行うようだが、日本の市場の傾向、年金という長期運用の性質に反するもので不安を感じる。

 成長戦略がなく、日銀も休養しているので、季節の実需に基づいたドル円の動きとなろう。真夏までは円高になりやすいが、膨大な貿易赤字を抱えるゆえにドル円の底も浅い。晩秋の円安に期待したいが、不安は「円高に繋がる原発再稼働や原発輸出」、10%への消費増税などである。

 ただ21世紀の円相場は20世紀のように「円独歩高」ではない。時々「リスク回避の円買い」というが21世紀になってからは、ドル円はともかくクロス円は概ね円安相場が続いている。やはり中国の台頭(これからはASEANの台頭)で製造業が海外にシフトしているからである。

 それを日本に戻すための政策、規制緩和、為替相場の円安誘導は行われていない。最近の円安は大地震でたまたま起こったものである。政府はまだ浮かれているが株価はまったく浮かれていない。 
 
3.需給「イエレン議長発言要旨」

 米国QE3縮小でも今年は米国金利は低下、米ドルは弱い部類。これだけら為替は面白い。貿易赤字というドル売り需要を素直に反映していることもある。
 
・今年の成長率は昨年より加速へ
・高いレベルの緩和は引き続き正当化される
・第1四半期の景気鈍化は一時的なもの、雇用市場は満足できる水準から程遠い
・2%以下のインフレが長期化する事はリスクにつながる
・住宅市場の減速はリスクになる可能性も、住宅市場の指標には失望

4.テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円=5月2日の上ヒゲで下げていたが、ボリバン下限で小反発。5月2日-6日の下降ラインも上抜いた。上値抵抗は4月4日-29日、4月4日-5月2日の下降ライン。5日線はまだ下向き。週足は先週の上ヒゲを今週はここまで下ヒゲを出しているがまだ陰線。3月31日-4月7日週の下降ラインを上抜いているが、そのラインで今週の下げも止まっている。月足は昨年10月-11月の上昇ラインを下抜いている。年足は07年-08年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿っているが、今年はここまで陰線。

*ユーロドル=5月6日にはボリバン上限を越えていたが昨日はバンド内に戻す。4月30日-5月2日、4月4日-4月30日の上昇ラインがサポート。上値抵抗は3月13日-5月6日の下降ライン。5日線上向き。ボリバン上限。週足は3月31日週-4月7日週がサポート、ボリバン上限近い。3月10日週-4月7日週の下降ラインは上抜いている。月足もボリバン上位。13年7月-14年2月、13年9月-14年2月、12年7月-13年7月の上昇ラインがサポート。年足は12年-13年の上昇ラインに沿っている。

*ユーロ円=横ばい、ボリバン狭い(140.80から142.15あたり)。上値抵抗は4月29日-5月2日の下降ライン、下値支持は4月28日-5月7日の上昇ライン。ボリバンほぼ中位。5日線ほぼ横ばい。週足も横ばい。3月31日週の長い上ヒゲで下げるも、4月7日週、14日週の下ヒゲで下げ止まる。月足は昨年11月-12月の上昇ラインを下抜くが2月、3月は陽線。4月横ばい、今月も横ばいスタート。年足は08年-10年の下降ラインを上抜け、12年-13年の上昇ラインに沿う。
 
5.当局・円無常「役人の年金運用」

 役人というリスクをもっとも取りたくない人々に、年金運用のリスクを取らせていいのだろうか。また私ならけっして6月に行われる予定の年金のリスクを国債から株にシフトすることはしない。日本は株が上がらない国で、上がるのは債券である。長期に運用する年金に合うのは長期債である。

6.ID為替「日豪70歳対決、働けど納めれど我が年金貰えず?消えた年金?運用は大丈夫?」

*豪ホッキー財務相は年金支給開始年齢を2035年までに70歳に引き上げることを検討すると述べた。「財政危機」が迫っていることを受けた対策の一環。

*日本では政府の経済財政諮問会議(議長・安倍首相)の有識者会議「選択する未来」委員会が、人口減と超高齢化への対策をまとめた提言案が明らかになった。70歳までを働く人と位置づけるほか、出産・子育て関連の給付など支援額を倍増させる。高齢者と女性の活躍を後押しすると同時に出生率の引き上げを図り、50年後の2060年代に1億人程度の人口を維持することを目指す。日本の人口は、60年に現在の約3分の2の約8700万人に減り、約4割が65歳以上になると推計されている。

7.リスク「長引くイラク、イラン、パレスチナ、北朝鮮」

日中・日韓領土問題、北朝鮮暴発(北朝鮮開国?)、朝鮮半島統一、イラン、地震、テロ、外為取引税(トービン税)、日中国交断絶、
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 内需拡大-規制緩和-市場開放-小政府-財政均衡-自己責任-公明正大 50―超円高-100―円高-150-普通円-200―円安-250-超円安- 「世界一のデフレと物価高の共存が日本の弱点」「国を選ぶ時代」FX湘南社是 「面白く正しく」FSIG FX湘南投資グループ 代表 野村雅道 専修大学、中京大学講師(事務所 横浜田園、山下公園、伊豆稲取) 

8.横浜湘南便り「プリンセス アイコ」

*英国国花、横浜市花、高島屋、槙原投手のバラ
*桜、ハナミズキ、チューリップと楽しみGWが終わって山に上ったがバラが咲き始めている。山下公演でも。あと1週間くらいで見ごろだろうか。
*加藤さんの「百万本のバラ」ほどはないが「槇原投手の17本のバラ」以上は咲いている。「ROSE GARDEN」という歌もあった。「バラが咲いた」はマイク真木。
*山手ローズガーデンの銘柄は「プリンセズアイコ」「ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ」「プリンセスミチコ」、「カズエ(横浜市緑区で米軍機墜落でお亡くなりになられた和枝さんにちなんだものではないだろうか」)などがある。
*イギリス館の隣の111番館にはバラを観賞できるカフェがある。


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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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