野村雅道のID為替 (レポート)|FXブログ|外為どっとコム

新緑の為替 、横並び

     「新緑の為替  横並び」 


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 「新緑の為替」はやはり「晩秋の為替」とリズムが違う。晩秋は円売りが盛り上がり96円から105円となったが、新緑が映える新年度は円安が進まない。例年ならもっと円高になっているが、膨大な貿易赤字があるだけにドルの下押しも小さいが、すんなりと円安にはならない。昨年も黒田異次元緩和策があって一旦円安となったが、5月から真夏は円高推移となった。

 過去5年のGW頃のドル円の相場推移を調べた

2011年から13年はGWまで円高が進み、GW明けは円安、6月以降は真夏まで円高
2009年から10年はGWまで円安、GW明け、真夏までは円高
2008年のリーマンショックの時はまだ金融グロバリーゼーション、FXでのエンキャリーの影響で真夏まで円安が進んだ。

*貿易赤字でドル下げも浅いが、大雑把の流れでの春彼岸から秋彼岸までは輸出先行での円買い、晩秋は輸入先行での円売りのリズムはあるだろう。(細かい部分、デイトレは別で、細かい戦略は別途お伝えするように致します)


「生保、年金横並び」

 生保の2014年度の運用計画が発表されている。為替ディラーとしては、為替にかかわる外債や外株への投資比率が気になるところである。ほぼ全社が外債や外株の運用を増加させようとしている。

 また我々の年金の運用ではGPIFも外株の運用比率を高めようとしている。

 驚くことではないが、日本人らしく 揃って横並びの運用である。一斉に外国投資比率を高めれば一時は円安になる。一斉に買えば上がり続けるかどうかと言えばそればバブル以降の長期間の下げを見ればよくわかることである。ただ外国債(金利低下、価格上昇)や外株が下落してきたかというとそうではなく、価格は上がったが、損失の原因は為替の円高であった。ここ2年では円安となり生保・年金の資産は増加している。

 外貨や外債を保有し続けるという方針は変わらないのであれば、少々の運用比率の上下や効率ヘッジよりも重要なのは為替相場であり、政府の政策であろう。ポジションを売りに全額以上傾向けられない性質のポートフォリオである限り、重要なことは運用方法ではなく、政府が円安・株高を促進する政策を維持することだろう。ここ2年の生保や年金の運用資産の増加を見れば何が大事がわかる。それと円安を維持するためには貿易赤字を維持することが大事である。輸出一辺倒ではなく、海外の商品にも関税を引き下げて門戸開放すべきだ。

「新緑の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」

 横浜山手の緑が日々鮮やかになっていく

①エリスマン邸 ②234番館 ③クライストチャーチ

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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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