野村雅道のID為替研究所 (Day)|FXブログ|外為どっとコム

ユーロ「インフレの兆し?」

ユーロ「インフレの兆し?」

 今年の成長見通し引き下げ、消費者信頼感指数や独IFO景況感指数の悪化と売り材料が続いていたが、1Q・GDPが予想を上回ったこと、また4月消費者物価指数(HICP)速報値が前年比1.7%上昇と、前月の1.4%から伸びが加速し、予想の1.6%も上回ったことで先週はユーロが上昇した。ECBコアインフレ率(エネルギー、食品を除く)も1.3%上昇と、前月の1%から加速し、10月以来の高い伸びとなった。サービス価格の大幅上昇が寄与した。インフレ率は目標である2%弱を6年にわたり下回っている。4月は堅調な伸びとなったものの、イースターによるところが大きいとみられる。ECBはインフレ率が今年、緩やかに低下し、向こう3年は目標に到達しないと見込んでいる。
 一方、独連銀のワイトマン総裁は、独の消費が回復し始めている兆しがあるほか、独経済の落ち込みは一時的に過ぎず、リセッションの始まりではないことが経済指標によって示されていると述べた。 総裁は「小売セクターが1Qに堅調な伸びを示したことを受け、すでにその初期段階の兆候がある」と述べた。    超金融緩和政策については、回復を支えているが、副作用を考慮すると恒久化されるべきではないと警告。長期にわたる超低金利は資産バブルを助長し、持続不可能な企業を延命させ、最大手企業が低水準の借り入れコストを活用することにより市場集中度が一段と高まる可能性があると指摘した。 ワイトマン総裁はECB次期総裁の候補である。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

詳しくはこちら

ブログカレンダー

 

カテゴリー一覧



業界最狭水準スプレッド

秋

お友達ご紹介キャンペーン

口座開設キャッシュバックキャンペーン