野村雅道のID為替研究所 (Day)|FXブログ|外為どっとコム

GPIFのヘッジ売り


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*これだけ資産が巨額となると、その為替ヘッジは難しい。外貨準備はヘッジはしない。GPIFのヘッジの話が出ることもあるが、原則はヘッジ取引を否定している。元為替ディーラーの運用委員がヘッジの必要性を説いたが、これだけ巨額になると実務上難しい

*適切なヘッジは3割が上限か

*為替ディーラー的にはポジションをひっくり返したりするのが醍醐味だが、どうやって消化するのか。ひっくり返すには約1兆ドルの売り買いを行うこととなる。

* 個人的にもヘッジは難しい。両建てポジションを持つようなもので、下げればうれしいのか、上がればうれしいのか悩む。一つのポジションでも悩むのに二つの正反対のポジションを持つとわけがわからなくなるだろう。そんな巨額な為替を取り扱ったディーラーはいない。私で最大が1回で10億ドル程度。それでも市場でさばくのは相当苦労する。途中で市場が薄くなってしまい、スプレッドが5銭、10銭と広がっていく。10億ドルの100倍以上は実務的に無理でやれば、あの1日で12円、2日で24円動いた1988年10月のヘッジファンドの損切り相場以上のものとなる。 一瞬で年間の収益が出たり、損が出たりする
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FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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