野村雅道のID為替研究所 (Day)|FXブログ|外為どっとコム

トルコリラについて その1

「トルコリラについて」

*トルコリラについて質問が多いということなので昨日も書きましたが付け加えさせて頂きます。

*スワップ金利狙いの取引と為替変動狙いの取引は区別して頂きたいです(このことについては
  2002年に外為どっとコムでブログを書き始めてから、セミナー、TV、新聞、拙著でも言い続けていることです)


*以下はこれまで書いてある通りですが繰り返させて頂きます。

 *高金利通貨は下落し、低金利通貨(マイナス金利)が上昇するのが経済理論でもあり歴史的事実です。
  
 *高金利通貨は元本がなくなると(損切)、高金利が入ってこなくなるので低レバ(私は現在トルコは1倍弱)で運用します。
  高金利といっても金利が溜まるまでは相当の時間がかかるので、長期保有から永久保有を目指します。

 *デイトレなど短期取引は、金利要因が無視できますので、売買どちらでも自己の資金に応じて頻繁にレバも高くして売買すればいいと思います。

 *古くは1980年の中南米危機、1998年のアジア通貨危機、2000年頃のアルゼンチン危機、ウクライナ危機、2008年のリーマンショック、2012年のギリシャ危機がありました。
 今回はトルコショックです。高金利通貨はこういう問題が起きます。私は殆どの危機に際し当該通貨のポジションを持っていました。ただギリシャの時だけは、危機が起きて即、ギリシャ債や
 周辺国の債券を買いました。危機が起きた時に買うのがベターですが、多くは危機の前から、持っていました。ただ債券が多く自然にレバは1倍だったので、その後の回復で立ち直っています。

 リーマンショックの時は少しポジションを軽くしていたのでショック直後から買い戻していました。ただ高金利やジャンク債投資は自己資産の10%から20%あたりが適当ではないでしょうか

 高金利通貨投資は時間がかかるものです。金利収入が為替変動損を上回るには時間がかかります。たまに為替益も入ってくることがありますが、それは本意ではありません。

 変動狙いのデイトレードとは別物と考えてください。

*実はトルコリラ円が40円台の時に二人の方からトルコリラ投資はどうかと聞かれたことがありましたが、40円から20円まで下落する可能性もあるので低レバでやってくださいと回答していました
(FACEBOOKなのでその文章が見つかれば後ほどブログに載せます)

*私は現在、自己資産の10%程でトルコリラ債券やFXを持っていますが、そのまま維持です。極端に言えば、駐車場経営のようなもので、金利さえ入ってくればOKという考えです。土地(元本)の値段は
気にしていません。もちろん感情的には土地の値段も上がれば嬉しく、下がれば気分が悪いですが、想定内で覚悟していることです。

*以上が私が1982年から銀行業務として新興国融資に携わった経験や1990年からの実際の自己の新興国投資の経験からのものです。

*今回のトルコは一つ違う点があるので、まだ買い増しはやっていません。他の問題債務国は、経済的危機で助けをIMFなどに求めました。今回は経済的危機というよりも
 米国人牧師の解放というよくわからない問題です(これはクーデターの首謀者の在米のギュレン師問題にも絡んでいます)。世界がトルコを救う前に米国との喧嘩をやめないといけません。
 トルコの財政は債務が28%(対GDP)で日本の250%から比べると極めて健全であることも、大統領のプライドになっていると思いますので救済を求めないでしょう。またトルコと仲のいい国は
 資金余裕や国際金融市場での力があるとは思えません(BRICSやイラン、ベネズエラなど)

*国際機関がトルコを助けようともまだしていないし、トルコも救済を求めていないので解決の道筋が見えないのはギリシャとまったく違う点です。何か改善のきっかけがあれば
 またブログに載せます

*ただアイスランド事件のように強制決済されれば私も損切してメキシコか他の新興国投資に移すしかないですね。でも米国のイラン制裁と同じようにトルコと取引するものはその国にも制裁すると言われれば
 パニックですね。一応そのあたりまで想定しています。

*基本は変動と金利は別商品と考えて両得を狙わないことと、自己資金の根本を揺るがすような損失にならないレバでやることでしょう。魔法はありません。
 (経験談を含めてブログなどにも高金利投資についてはかなり多くを書いていますので時間があればお読みください)


(ご参考までに私と似た考えの方がいましたので追加致します)

ブルームバーグ ある識者の考え


「長く持てる投資家というのは、リスク許容度は高いはずだ。流動性が低い商品にも手が出せるという強みがあるので、そういった強みを生かすようなポートフォリオの作り方をしていった方がいいと思う」ーー。米連邦準備制度理事会(FRB)の元シニアエコノミストでGPIFから7月に表彰を受けた野沢良雄氏は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)などの年金基金はハイイールド債やオルタナティブ資産を運用にもっと取り込むべきだとインタビューで語った。米ハイイールド社債指数の上昇率は過去20年間で250%以上となり、TOPIXやS&P500株価指数をはるかに超えている。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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