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北朝鮮は核放棄ではなく核軍縮に向かっている 「リビア方式」を拒否

北朝鮮の金桂冠外務次官は、核開発の初期段階で核放棄したリビアとは違うことを強調して「核保有国」の立場を誇示した。6月12日の米朝首脳会談に向けた水面下の交渉で「(北朝鮮は)核放棄ではなく核軍縮に向かっている」(北朝鮮元駐英公使の太永浩氏)と指摘する声もある。

 金桂冠氏は米朝首脳会談で最大の焦点となる非核化の手順に関し、大量破壊兵器放棄を確認した後に制裁を完全に解除した「リビア方式」を主張するボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)を非難。その上で、「リビアを核保有国のわが国と比べること自体が愚鈍なことだ」と強調した。
 また、大量破壊兵器を保有しているとして米国に攻撃されたイラクにも言及し、「世界は、わが国が凄惨な末路を歩んだリビアやイラクではないことをよく知っている」と主張した。
 北朝鮮はこれまで、制裁緩和と非核化を段階的に行う案を提示、中国の支持なども取り付けてきた。談話では「核保有国」として核保有に至らなかったリビアなどとの違いを示すことで、「リビア方式」を拒否する意味合いがあるとみられる。 時事

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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