野村雅道のID為替研究所 (Day)|FXブログ|外為どっとコム

季節需給は秋の円安から2月の円へのリパトリへ。ディーラーは前へ前へ進んでいきたい

今年の円は強くもなく弱くもない。ドルに対してはやや強いが、ユーロやポンド、豪ドルに対しては弱い。おそらく年間3兆円程度の貿易黒字になるだろうから、この程度の相場に違和感はまったくない。

GPIF、ゆうちょ、かんぽ、生保などが揃って外貨投資増加を掲げているが、利食いも行っているようであまり外貨買いのインパクトは感じられない。機関投資家はデイトレーダーほど短期ではないが、買ったら売る(ヘッジを含め)ので長期的なトレンドを造成するプレーヤーではない。

 今回の日米首脳会談はゴルフと但馬牛のイメージが強く、さらに中国の大型商談が目立ち、日本編は何となく過ぎ去った。米国から戦闘機やミサイルを買っても単発で貿易収支を変えるものではない。結局は不均衡は改善されず、いつか米国は我慢できずに為替の円高を求めてくるだろう。そうなれば円高が進むが、貿易不均衡はまったく改善されないのは歴史が証明している。日本が欲しくないものを恒久的に米国から買い続けないと不均衡は是正されないが無理だろう。

 今週は日本の7-9月期GDPの発表がある。予想は前期比年率で1.5%増加のようだ。今年は秋の円安がやや早く始まったので晩秋の円安もやや早く終わる気がする。そうすれば来年2月の日本のリパトリに焦点が移っていく。もちろん米国のリパトリ法案も注視しなければならないが税制改革が先送りされる観測も出ている。

FX湘南投資グループ代表
野村 雅道(のむら・まさみち)氏

1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行、82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。

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