日経平均:中長期下降トレンド(DPS=20,100円域)、短期上昇トレンド(DP=18,100円域)の中、直近のバランスの上方へのブレークアウト・ポイント19,200円域を2017年1月26日突破、上値目標20,300円域。
『相場はscienceではなくartである』が故に、artisticなPFにより「相場を読む」のです。
実戦相場予測とは「いつ買い(売り)いつそれを売る(買い戻す)かを具体的な価格とタイミングを示す」予測をいい、以って如何に損を小さくし利益を大きくするかということ,即ち絶対的収益を極大化するための実戦での予測のことをいいます。
いわゆるファンダメンタルや世の中のコンセンサス(総意)は一切無視し(というより実戦相場予測には一切必要ありません)、ポイント&フィギュア(PF)という単純なチャート(「絵」と呼んでいます)だけで『相場はバランスを崩せば跳ぶ』という相場の習性を前提に市場のバランスとそのバランスの崩れを絵の上で読み、トレンドを認識し、エネルギー計算をして具体的な目標値を算出、以って実戦での売買を行っていきます。
短期目標値は枠の転換が起ったところで消滅するので、その時点でとったポジションをクローズし、また次のバランスの崩れまで売買をしないで「休み」、新たなバランスの崩れが起こればそのシグナルに従ってまた売買していきます。
但し、H&Sのネックラインを突破しての中長期目標値があるときは、短期の枠の転換が起こってもその中長期のポジションのクローズはしません。
そして『木を見て森
を見ず』の例えになぞらえ相場の中長期トレンドを中心とした相場の大局的な流れを『相場の森』と呼び、短期トレンド(中長期トレンドの中のインターメディエート・トレンド=intermediate trend)を中心とした短期的な流れを『相場の木』と呼んでいます。
そして可能な限り各々のトレンドを壊すポイント(トレンドの再吟味ポイント)デインジャー・ポイントまたはデインジャー・ポイント・ショート
(下降トレンドのデインジャー・ポイントをデインジャー・ポイント・ショートと呼びます)を具体的な価格で示します。
このトレンドの転換、特に中長期トレンドの転換は、短期的な目標値とは違って、実戦では大きな意味を持ちます。それまで慣れ親しんだ中長期トレンドの延長線上に相場をみることを捨てるポイントなのです。
そしてもし立場上必要ならばPFから予測された相場をもとに将来の世の中に起こり得る事象やいわゆるファンダメンタルを逆読みする立場です。決してファンダメンタルから相場を予測してはいけません。
過去のPFによる相場予測の実戦のコメントを再び一旦削除しました。過去にどのような予測をしたのか示してほしいというご要望に応じ、できるだけ遡って掲載しておりましたが、少し長くなってきましたのでので見やすくするために削除することに致しました。過去の実戦予測をご覧になりたい方は過去のページをご覧頂ければと思います。
また利用できるwebsiteの関係で添付する絵(PFのチャート)が引き続き「相場の木」レベルの短期の絵だけになってしまいますので、ご了承下さい。
2017年1月27日(金)現在のPFによる日経平均株価の『実戦相場予測』は以下の通りです。
日経平均株価:
『相場の森』:
89年12月の史上最高値38,915円をピークとする中長期下降トレンドを25年以上に亘って形成しておりましたが、2015年2月20日そのデインジャー・ポイント・ショート18,300円域を突破し、中長期下降トレンドは消滅しました。
代って、7,000円域を起点とする中長期上昇トレンドを形成。デインジャーポイントは13,800円域。2015年3月13日デインジャーポイントを14,400円域に引上げ。更に2015年10月5日16,600円域に引き上げ。
2016年1月20日DP16,600円域を突破し、中長期下降トレンドに転換、DPは20,100円域となります。
『相場の木』:
中長期下降トレンドの中で、
2015年12月10日、そのDP19,200円域を突破し、上昇トレンドは消滅し、2016年1月4日新たな短期下降トレンドを形成。DPS(デインジャーポイント・ショート)は19,400円域。
2016年1月15日、DPSを17,800円域に引下げ。2月3日DPSを17,900円に引き上げ。更に2016年10月20日、DPSを17,300円域に引下げ。
2016年10月25日DPS17,300円域を突破して、短期上昇トレンドに転換。DPは16,300円域。2016年11月10日DPを15,900円域に引下げ。2016年12月8日DPを16,100円域に引き上げ。更に12月16日18,100㌦域に引上げ。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント17,500円域を2016年11月14日突破しての上値目標18,300円域は11月24日到達しました。
更にその後12月1日18,500円域まで上昇し上値目標に対してmore-than-reached状態になっていましたが、12月5日18,200円域まで下落して、想定通り下方へ三枠転換をし、バランス形成をしました。
その後12月8日バランスの上方へのブレークアウト・ポイント18,600円域を突破し、水平計算による第1上値目標19,400円域は2,016年12月16日到達しました。12月29日、下方への三枠転換により、前回までのmeasured-moveの垂直計算による第2上値目標は20,500円域は消滅しました。
バランスの上方へのブレークアウト・ポイント19,500円域を2017年1月4日突破しての上値目標20,300円域は2017年1月12日三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント19,000円域を1月16日突破しての下値目標17,900円域に対して1月17日18,800円域まで下落後、1月20日三枠転換により消滅しました。
バランスの下方へのブレークアウト・ポイント18,700円域を2017年1月24日突破しての下値目標17,900円域は翌日1月25日三枠転換により消滅しました。
直近のバランスの上方へのブレークアウト・ポイント19,200円域を2017年1月26日突破し、上値目標は20,300円域となります。
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株式会社日本産業推進機構顧問/株式会社ディストリクト顧問
松本 鉄郎(まつもと・てつろう)氏
東京銀行、Citigroupを通じトレーディングや資産運用業務に従事。その実戦での対象は外国為替、国内外株式、国内外債券、短期金融商品、商品、ヘッジファンド、不動産、プライベートエクィティ等極めて広範囲に及ぶ。
『ポイント&フィギュアによる実戦相場予測』を講演会やメディアを通じ広める。
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