FXブログ 為替物語


2008年5月アーカイブ


御礼。

 おはようございます。30日のニューヨーク市場では流れと申しますか、ドル強気のムードに戻った後、やや押し返されたところで落ち着いています。ドル・円は現在1ドル=105円40銭台中心の値動きです。

 30日発表になった米景気指標や株高などでいいとこ取りをやってはみるものの、ネタの粒が今ひとつのせいかパワーは出てこないですね。

 来週末に発表される5月の米雇用統計とか、大物も控えていますから。

 いずれにせよ市場参加者の米経済ウオッチングは継続することになりそうです。

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 本日をもちましてブログ「為替物語」の更新は終了となります。2006年9月から2年弱と短い期間ではありましたがお付き合いを賜りまことにありがとうございました。

 今後はリポート関係を含めまして従来の肩書でやっていた仕事は順次、撤収する方向でございます。その後に新たな方向性を探ることになりますが、またどこかでお目にかかれますことを。

 

2008年5月31日(土)04:26 個別ページ

ドル上昇。

 おはようございます。29日のニューヨーク外国為替市場ではドル高の地合い。日欧市場でドルにしっかり感があった流れ(ドル・円は株高、円安のあわせ技)を引き継いだ後、29日発表の1—3月期米国内総生産(GDP)改定値が速報から上方修正されたことと米株高なんかで多少勢いがつきました。

 ドル・円は1ドル=105円台後半まで上昇。レンジに上抜け感がこれあり、ですか。

 メディア報道では日米金利差が、なんて話も書かれますけれども、利上げ観測自体は前からあったわけですし、要はそれが不況とリンクするかしないか(スタグフレーション、「悪い金利上昇」などと呼ばれるものになるかならないか)ということで、あまり金利うんぬんにこだわりすぎると見誤るかもしれません。

 米景気、そう崩れ落ちることはないんじゃないか、ひょっとしたら持ち直す余地もあるんじゃないか、という見方と連動して初めてドルは買われるわけです。

 その点では1—3月期のGDP改定値、輸入減少に頼った上方修正だった印象もあり、原油の伸びが鈍ったことなどで心理好転となった面を考慮してもいいとこ取りに近いといえます。

 リスクマネーの余力があるうちは勢いでスパスパ進んでしまうところはございますが、持続性はいかに。もっとも、円はなかなか浮上しづらいんでしょうけどね。 

 

2008年5月30日(金)05:00 個別ページ

いろいろなニュース。

 おはようございます。28日のニューヨーク外国為替市場では円売り・ドル買いの流れが一時強まった後、反動的な動意を経てやや落ち着いた値動きに。ドル・円は1ドル=104円60—70銭ゾーンで推移しています。

 日本の株安をうまくこなして欧州株底堅く、円売りモードになったところに28日発表になった4月の米耐久財受注額がさほど悪い内容ではなかったためドル買いになったとか、米株高もあって・・・というところでしょうか。

 とはいえ原油の上昇を材料としては外し気味にした感もあり、整合性をとるにはちょいとという印象があります。まぁ、これまでも後講釈的な傾向は強かったのですが。

 結局、お金のある人がどう動いたか、ということになるんですけどね。

 引き続きレンジ打破には決定力の乏しい状況ですが、パワープレイ次第では変化が起こり得る、といったファジイな環境になりましょう。

 個人的には米連邦準備理事会(FRB)のミシュキン理事の退任報道に少し驚いています。確か2014年まで任期があったような。また、インドネシアが石油輸出国機構(OPEC)を脱退・・・。輸入超過になってはしゃあないですかね。

 いろいろあるものです。

 

2008年5月29日(木)05:19 個別ページ

円安・ドル高。

 おはようございます。3連休明け27日のニューヨーク外国為替市場では円安・ドル高の傾向。ドル・円は1ドル=104円台前半で推移しています。

 日本の取引時間帯から始まった株高・円安の地合いと27日発表の米住宅指標の「いいとこ取り」をしたドル高、原油安を受けた米株とドル買いやユーロ売り、独仏の景況感を示す指標が今ひとつだったことを受けたユーロの調整、英景気不安からのポンド売り——、などの講釈をたれることが可能ですけれども、まぁ結果からの後付けになりましょう。

 要はリスクマネーに余裕があって、何かやらないといけないと思ったら久しぶりに円ベース投資、原油を外して、つれて作ったユーロなんかもちょっと外して…てな感じなんでしょうけど。

 長い目での話はもう少しネタが必要でしょうね。引き続きよろしくお願いいたします。

2008年5月28日(水)05:19 個別ページ

英米休日明け。

 おはようございます。英米市場が祝日で休場だった26日の欧州市場ではドルが小じっかり。ドル・円は1ドル=103円20—40銭ゾーンを中心とした値動きでした。方向感は特に出ていません。

 27日のオセアニア市場も立ち上がりはゆったりとしており、新規の相場材料待ちの様相です。

 本日は月末に向けた米景気指標ラッシュの初日と申しますか、反応するかしないかは別にしてネタはございます。引き続きよろしくお願いいたします。

2008年5月27日(火)05:14 個別ページ

NY休日。

 おはようございます。週明け26日のオセアニア外国為替市場は静かなオープン。ドル・円は1ドル=103円台前半で売り買いともに手控えられ感があります。本日はニューヨーク市場がメモリアル・デーの祝日で休場になるため、パワープレーヤを除くと無理はしないと考えられます(そういえばロンドンもバンク・ホリデーか)。

 言い換えればパワープレー主導でデイトレが盛り上がる公算もあるわけですが、予想はしづらい。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

2008年5月26日(月)06:15 個別ページ

米株安・ドル安。

 おはようございます。23日のニューヨーク外国為替市場では3連休前とあって積極的な売買は手控えられ気味でしたが、米株安基点のドル安、心持ち円高、といった傾向が見られました。ドル・円は1ドル=103円台前半で推移。

 ネガティブな思考がなかなか消えるということもないでしょうから、このあたりはやむなしといえますか。

 来週はこのムードの中でドルの方向性を改めて占うことになりますが、引け味からはドル売り材料への感応度が高めと考えられます。ただ長い目で見た場合にドル安、ドル高どちらに賭けるか決定付けるほどのネタが出るかは微妙。

 ユーロを利下げ観測の後退などという短絡的な根拠で買う状況下では危うさが残ると言えます。豪州のように資源の面やファンダ面での材料がもう少し欲しいところ。英国にいたっては…ではございます。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

2008年5月24日(土)04:33 個別ページ

リスク許容度。

 おはようございます。22日のニューヨーク外国為替市場では原油反落・米株小幅高・円安・ドル安一服、といった流れになっています。原油安と米株価の反発、ドルの買い戻しは今週の相関から言うと自然でしょうが、ドル安というほどでもないのとリスクマネーの余力があるせいかダムの放水よろしく、米株高の値幅の割には円安の圧力がそれなりに強烈。

 ドル・円は持ち上げられて1ドル=104円台前半で推移、英ポンド・円は小売統計ネタで支えられた分だけ浮上感あり。

 ただ円売りは借り入れベースである場合には危うさが残ります。というのも一応、6月の中間決算期末はみなさん意識しているでしょうから。長期スタンスの参加者に半身の姿勢が消えないようなら反動のリスクがくすぶることになりそうです。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

2008年5月23日(金)05:29 個別ページ

「普通のドル安」の行方。

 おはようございます。21日のニューヨーク外国為替市場では20日以降の流れに沿って「普通のドル安」が進んだ後、通貨ごとに振り子の方向が変わっています。米株安の影響でオセアニア通貨にはやや調整が起き、円は心持ち強め。ドル・円は1ドル=102円台後半まで下落しました。

 ユーロは独Ifo経済研究所が21日発表した5月景況感指数の改善でフォローの風が吹いています。カナダドル、スイスフランも追随。英ポンドは若干出遅れ。カナダドルは4月の物価上昇率の高まりが買いを誘っていて、エネルギー価格高などは自国含めた世界景気の不安材料としてよりも単純に輸出のプラス要因として好感されている気配です。

 物価はかくも場面場面で解釈が自在に変わるということがわかります。

 とまれ、こうしてみると米株価が下げたとはいえ商品相場高で潤っているマネーが多い分、リスク許容度の低下、というほどの話ではなさそうですね。オーストラリア(豪)ドルもそれこそ若干の調整という程度で、資源国通貨であるという観点からの押し目待ちの買いもそこそこあるのでしょう。

 ちなみに米連邦準備理事会(FRB)が21日発表した4月分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では利下げが「きわどい判断」(ぎりぎりの判断)だったことが明らかになりました。状況次第では利下げ停止→ドル買いにもなり得たでしょうが、この地合いでは不況下のインフレリスクが強く意識され、米株式相場やドルの重しになりやすい。

 各市場とも当面は投資家心理の揺れに振り回されることになりそうですが、まぁ、米景気の悲観論修正なるものも心理的な要素が濃かったわけで、その意味では振り子の落ち着きどころを探る状況が持続しているとはいえるのですが。

 引き続きよろしくお願いいたします。

 

2008年5月22日(木)05:31 個別ページ

あれこれ。

 おはようございます。20日のニューヨーク外国為替市場では欧州市場での「円安・ドル安」の流れを引き継いで始まった後、ややドル安の様相が濃いめに。20日発表になった4月の米卸売物価指数(PPI)にインフレの芽があるとの見方から米株式相場が下げたことに反応したものです。

 物価上昇をマイナスにとらえる兆候が出てきたことは変化といえますが。

 といっても例によって決定打、となるほどではありませんで、ユーロ・ドルや英ポンドにレンジ上抜け感が生じた割には動意はパワフルではありません。ユーロは某シンクタンク幹部の利上げ見通しなどを受けた買いもそこそこ入りましたが、物価高を根拠にしているという点ではいつでもマイナス思考に転じうるもの。もう少し補強材料が必要だと考えられます。

 どこかでも述べましたが、インフレ懸念の底流にある原油高は相対評価が難しいネタの筆頭格ですので。

 結局、オーストラリア(豪)ドルに対して米ドル売りが活発だったことなどに乗じた米ドル売り機運に「後講釈」であれこれ付け加えただけではないか——。そんな声もあるようです。

 

2008年5月21日(水)05:07 個別ページ

偏りに応じて。

 おはようございます。19日のニューヨーク外国為替市場ではドルが持ち直し。対ユーロでは1ユーロ=1.56ドル台まで売り込まれた後に1.54ドル台まで値を戻しました。

 欧州の取引時間帯ではストップ・ロス・ハンティング的なドル売りに揺れる場面もありましたが、19日発表の4月の米景気先行指標総合指数がプラス圏(メディアによっては予想よりちょい上)だったことからドル絡みのプラス思考は保たれた格好です。

 ドル・円は1ドル=104円台前半で堅調。

 米株式相場は現時点で高安まちまちですが崩れてもいないため「円高」の様相は強まりづらい状況です。クロス円は対ドルストレートにらみになりましょうか。

 といってもカナダドルやオーストラリア(豪)ドル・米ドルの底堅さなどを見ると傾向として何かが固まっている、というのではなく、持ち高の偏りに応じて変化があったと解説したほうがいいかもしれない。

 水準がいついつ以来、ということは別にして、投機の方向感なき短期売買が継続しているとの印象でございます。または単純に資源テーマとか。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

※一部表現に誤りがありましたので修正しました。

2008年5月20日(火)05:14 個別ページ

綱引き。

 おはようございます。週明け19日のオセアニア外国為替市場では若干ドル売りが出ています。一方、円買いにはなっていない。ドル・円は1ドル=103円90銭—104円ちょうど付近での値動きです。

 各通貨が依然、それぞれ弱点を抱えている(挙げようと思えば何か出てくる)状態なので、綱引きも一方的にどちらかが勝つということにはなりづらい。

 物価の影響という点では金利水準の高いユーロが不利でしょうが、ファンダメンタルズの優位性も意識されますからニュージーランドや最近ゴタゴタがあったアイスランドのような不安定感はないですしね。

 中銀への信認も日米欧ともにそこそこ高いですし。相も変わらず決め手不足、ネタ待ち。

2008年5月19日(月)06:46 個別ページ

ドル安だが。

 おはようございます。16日のニューヨーク外国為替市場では傾向としてはドル売り優位。ドル・円は1ドル=104円台前半、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.55ドル台後半で推移しています。

 16日発表の4月の米住宅着工件数が増えたことでドル買いムードになる場面はありましたが、その後明らかになったミシガン大調査の5月の米消費者態度指数がさえなかったためドル売りに。このところの持ち高の偏りが影響した面もあったでしょう。

 ただ、いずれもドルの日通し安値圏からは切り返しています。ドルの売り込みには相手側のネタが今ひとつですし、米株価があまり崩れていないため「円買い」一辺倒にはならない。ユーロ・円などが高止まりしてドル・円を下支える構図です。

 レンジ感は残りますよね。

 来週は米景気指標の発表が細るので相場変動の決定力にはやや乏しいかもしれません。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨などを読んで米金融政策を占うとか、そういうのはあると思いますが。日銀イベントもあります。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

2008年5月17日(土)04:18 個別ページ

まちまち感。

 おはようございます。15日のニューヨーク外国為替市場でドルは対ユーロなどで底堅い一方、円に対しては上値が重め。1ドル=104円台半ば—後半での値動きです。ユーロ・ドルなどの下げにクロスが付き合っているせいか、米株高ではありますが円安ともドル高とも言い切れない状況になっています。

 15日発表になった欧米景気指標ではユーロ圏の域内総生産などがユーロにポジティブ材料になったわけですが、この先どうなるという展望を示すものではなく、徐々に「過去の数値かなぁ」とのムードに。一方、米国もフィラデルフィア連銀の5月景気指数は改善しましたけれども、4月の鉱工業生産指数や前週の新規失業保険申請件数、5月のニューヨーク連銀景気指数は今ひとつです。

 原油相場の調整継続、米株式相場の上昇、ドル高、というパスはあるのかもしれませんが、最終的には強弱材料が打ち消し合った感じですね。

 短期スタンス勢が週末接近で持ち高整理に動いたという面もあるでしょう。

 ちなみに長期の参加者は投機筋などがそうですが、6月の中間決算期末の接近で金融機関が新規融資を絞っているため、なかなか思い切ったポジションをとれません。現時点では調整的にドルを買い戻すことでドルの下支え役にはなっても、新規のドル買いなり円売りなりで基調転換・形成に一役買うということもない。

 引き続きネタ待ちになりましょう。

2008年5月16日(金)05:20 個別ページ

ドル買い一服も。

 おはようございます。14日のニューヨーク外国為替市場ではドル買いに一服感があり、各通貨とも対ドル相場は日通し安値からやや値を戻しています。14日発表の4月の米消費者物価指数が市場の想定ほどには上昇しなかったことなどを受けたもので、ドル・円は高値1ドル=105円40銭台に対して現在は105円を若干上回る水準です。

 とはいえ、ドル売りが広がるというほどでもありません。円絡みでは米物価安定が株高を誘い、円の重しになった面もあります。この辺はなかなか。

 本日は米経済指標の発表が続く中、ドル全体のセンチメントと株価動向をにらんでというパターンも継続すると見られます。引き続きよろしくお願いいたします。

2008年5月15日(木)05:29 個別ページ

路傍にて。

 このところ夕刻に出歩くことが多く、相場ウオッチも途切れがち。現在も某所でノートPCを打ったりしていますが、ちょっと眺めてみると・・・。

 今度は円売りの様相も戻ってきてますか。

 ドル高の地合いも継続中で、ドル・円は1ドル=105円台半ばまで上昇しました。

 週初の参加者予想から見ると隔世の感(私のリポート予想レンジも外れた、ということにはあえて踏み込みません)がありますけれども。

2008年5月14日(水)18:03 個別ページ

ドル買い優位。

 日本時間14日午後の外国為替市場ではドル買いが優勢。対円では1ドル=105円台に乗せました。欧州勢は例の米金融政策ネタで動いているもようで、かなりまとまった規模の取引がありました。
 同じインフレなら英中銀だって・・・といって英ポンド・ドルを買っている人は目立ちませんね。

 昨日のリポートではそれでも利下げはやる、との見方が多かった点、紹介しましたが、エコノミストの中にも「とはいっても英財務相にあまりに早い段階で反省文を送るのはなぁ」との声もあり。キング総裁もきょうの物価報告で6月利下げ論を却下するようなコメントをするかもしれません。

 そうなった場合の評価は難しいでしょうが、物価高で利下げできず、景気がダメージを受ければ不況+インフレという話にもなりかねませんからドルのほうがマシとはいえるのですが。
 もっともポンドは対円、対ユーロでは下げてませんので、輸入インフレの観点からは引き続き「ほっと一息」、かもです。

 私見では、ここまでくると英国の消費者物価指数が前年同月比で中銀目標を超えるのはほぼ確実で、米国で似たような状態にもかかわらず利下げが断行されたことや豪州が利上げを我慢していることなどを考えれば、あくまで「優先順位の問題」に過ぎないのではないかとも映ります。

 確か、反省文はそう何回も提出しなくてよかったはずですけどね。

※「反省文」とは中銀の財務相あて説明書簡のことで、多少のマーケット的皮肉が込められていますが、個人的な他意はありません。

 

2008年5月14日(水)17:01 個別ページ

米利上げ観測。

 おはようございます。13日のニューヨーク外国為替市場ではドル買いが一時膨らみ、あまり調整しないままで推移しています。米株式相場は高安まちまちで、リスク許容度への影響が限られているせいか円安の傾向は持続。ドル・円は1ドル=105円台乗せをうかがう場面がありました。13日発表の米景気指標と要人発言で当面の利下げ停止観測が強まったためです。

 さらにドル金利先物は年内の金利引き上げがあり得べしとの水準になっています。

 4月の米小売売上高はそう悪くない、輸入物価は高い。某地区連銀総裁は市場の利上げ見通しを肯定するかのようなコメントを残した——。こんなところでしょうか。

 といってもまぁ、じゃあドル楽観論を残せるほどのネタか、というとなかなか難しい面も。インフレは別に通貨の買い材料ではありませんから、ドル売りでのめっていた参加者は討ち死にしたにせよ、ここからドル高傾向を形成するのは危うさがつきまとう。

 4月の英消費者物価指数(CPI)が急上昇したことが判明したさいにも似たような感想を持った人は少なくないと思いますが、金融政策の機動性を損なうという点で果たしてどうなのか。それでも英国は利下げするとの予測が多い現状(何せ政策金利は5%もある)を見ても物価上昇にプラスイメージを持ち過ぎることはリスキーかも。

 本日は英中銀イングランド銀行発表の四半期物価報告や4月の米CPIなどが焦点です。ドル、英ポンド、それぞれの地合いは如何。引き続きよろしくお願い申し上げます。

2008年5月14日(水)05:35 個別ページ

豊川某氏風。

 おはようございます。12日のニューヨーク外国為替市場では日米欧の株高などを受けた円安の様相が続く一方、リスク許容度の持ち直しが米景気テーマのドル売りにつながった面もあってまたもや「いつか来た道」。

 ドル・円は欧州の取引時間帯に1ドル=104円台まで切り返した後、103円台後半でもみ合っています。豊川某氏の殺虫剤のコマーシャル的に言えば「どちらにすればええんやぁーー」となりそうですが、円絡みは金利水準の関係で平時はどうしてもドル売りに遅れをとります。 

 ドル買いの場合にはそうでもないですが、クロス円が先に沈めば出遅れますから、なかなか方向性が見出しづらい。

 「他者依存相場」と申しますかね。

 本日以降は米景気指標の発表が増えてまいりますので、株価をにらみながらそれなりに神経質に上下するかもしれません。引き続きよろしくお願い申し上げます。

※しばらく誤字修正が反映されずに見苦しい箇所がありました。申し訳ありません。 

2008年5月13日(火)05:33 個別ページ

偏り過ぎれば。

 日本時間12日の外国為替市場ではそろり円買い、ドル売りで始まったものの、その後は円売り、ドル買い。ここにきて欧州通貨などが値を戻したほか、オーストラリア(豪)ドルにしっかり感が出ています。ドル・円は円安の様相で一時1ドル=104円ちょうどに接近しました。

 日本の株価の肩透かし、日本の輸入企業の円売り、欧州株相場の底堅さ、日銀総裁の低金利維持を示唆したとも受け取れるコメント、中国での大地震、英卸売物価・・・などなどを講釈として述べていく相場なんでしょうが、端的に言えば「事前に仕込み過ぎ」。長期マネーなどが材料待ちで比較的おとなしい中で短期スタンスの参加者の持ち高が偏ってしまうと得てして反動が起こります。

 テクニカル的に逆張りするパワープレーヤーもいますしね。

 

 

2008年5月12日(月)18:04 個別ページ

打診から。

 おはようございます。週明け12日の外国為替市場では心持ちドルの押し目買いが入っていますけれども、総じて打診売買の範囲。方向感が出るほどではありません。ドル・円は1ドル=103円ちょうど挟みです。

 本日は日本やアジアの株価をにらんだ動きが引き続き見られそうですけれども、本丸米国で経済指標の発表が多いですからデイトレ組以外はあまり焦らないのかなと。なお、日銀の白川方明総裁は東京都内で講演する予定です。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

2008年5月12日(月)06:57 個別ページ

相対的評価の限界。

 おはようございます。9日のニューヨーク外国為替市場では円高・ドル安の空気が残っており、ドル・円は1ドル=102円台からなかなか浮上できずにいます。米貿易収支などを受けた「アヤ」が生じたことから日欧市場のような動意が起きているわけではありませんけれども、米国株相場が某大手保険グループの赤字決算などをベースに下げているので、なかなか。

 思惑先行や相対評価の見直しに伴うドル安修正、あるいは株価安定下の円売り、といっても限界がある、ということでしょう。ドルも株式相場もけっこう悪材料に耐え、健闘したとはいえますけどね。

 来週はこうした「限界感」をどの程度意識していくかが焦点。米景気指標も小粒ながらそれなりの数があり、原油価格などの変化とあわせて吟味することになりそうです。引き続きよろしくお願いいたします。

2008年5月10日(土)04:06 個別ページ

微妙な立ち位置。

 おはようございます。8日のニューヨーク外国為替市場では円高・ドル安気味の地合いになっており、ドル・円は現在、1ドル=103円台後半で推移。一方で米株式相場が反発しましたのでリスク回避の円高、と突っ走るにはやや気迷い感が残ります。豪州のドルは高いですし。

 このところいじめられていた欧州通貨は英ポンドがなかなか浮上しませんがユーロとスイスフランは底堅い動き。焦点の一つだった欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁の記者会見では市場の想定ほど景気慎重論に傾斜したわけではなく、売り込み過ぎた反動も起こっております。

 シカゴ通貨先物市場の統計では先週、ユーロが既に売り持ちになっていましたから、それを考えるとリバウンドの余地はけっこうあったかと。

 本日はイベント通過後の倦怠ムードが残る中、持ち高の調整などでどの程度振れていくかあたりがポイントでしょうか。米貿易収支など長い目で見ると注視すべき材料もあります。引き続きよろしくお願いいたします。

2008年5月 9日(金)05:23 個別ページ

トリシェECB総裁。

 8日の英欧イベントは特に波乱なく終わり、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁の記者会見を吟味する段階に入っていますが、あまりサプライズはないように映ります(事前に織り込んだ影響もあり)。そのせいかユーロ売りもそれほどではなく、むしろ戻しています。

 景気慎重論は薄めですかねぇ。

 英中銀は金利据え置きですので声明は出ませんし、何が起こったかわかるのは数日後の議事要旨の発表まで待たねばなりません。ちょっとまったり。

2008年5月 8日(木)22:08 個別ページ

荒れ相場の後。

 8日の外国為替市場はなかなか激しい値動きでありました。イベント前は商いが細りがちなので、まったく動かないかパワープレイに翻弄(ほんろう)されるかですが、きょうは後者だったというわけです。株高、円高の流れあり、ドル高の傾向持続あり、ユーロ、英ポンドの自滅型トレードあり。いずれも投機の仕掛け的売買が加わっています。

 それにしてもユーロなどはマイナス思考もかくや、といったところで、指標に揺れ、要人発言を伝えた一部英紙に揺れ、日本時間今晩の欧州中央銀行(ECB)理事会とその後のトリシェ総裁会見を巡る思惑に揺れ。

 ポンドはユーロ・ポンドの崩れに救われたほか、早朝にやや売り込み過ぎた反動も生じて値を戻していますが、不安定な地合いは相変わらずです。一方、オーストラリア(豪)ドルは底堅いですね。

※私事ですが、本日5月8日を持ちましてグローバルインフォ株式会社の籍を離れることになりました。短い間でしたがいろいろとお世話になりありがとうございました。リポート類の配信は当面継続しますが、当ブログにつきましてはタイミングをみて卒業したほうがいいかな、などと考えています。いずれにせよ決まりましたらご案内いたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。

2008年5月 8日(木)19:25 個別ページ

米株安で。

 おはようございます。7日のニューヨーク外国為替市場では米株安、円高の傾向。ドル単体では悪材料に耐えた(というよりも欧州通貨がだらしない?)状態ですが米株価が原油高あたりにこらえきれず急落したため、例の相関が働いたというところでしょうか。

 我慢比べの結果的な。

 なのでドル・円は1ドル=104円台後半とそうでもありませんが、対ドルストレートも下落しているクロス円(英ポンドなど)は沈みがやや大きめですかね。

 

2008年5月 8日(木)05:02 個別ページ

ドル高傾向。

 日本時間7日深夜の外国為替市場でドルは対欧州通貨を中心におおむね底堅さを維持。円絡みは株価動向に左右されたり対ドルストレートに右往左往したりしていますが、対ドルでは1ドル=104円台を回復するところまでは至りません。

 米景気の悪材料抵抗力を試す動きに対し、今のところはうまくこなしているといえそうです。ユーロ圏、英国の「自滅」にも助けられ。

2008年5月 7日(水)23:02 個別ページ

どれもこれも。

 日本時間7日夜の外国為替市場では対欧州通貨でドル買いが優勢。ドル・円もつれて上がり、1ドル=105円台半ばまで強含んでいます。7日発表の英欧景気指標はどれもこれもぱっとせず、最初は英ポンドの崩れ一本調子かと思わせながら、ユーロも結局はお付き合いするという流れです。

 英国系のディーラーは「英中銀はあす利下げしないとダメなんじゃないの?」とのたまってましたが、そういったプチ・ブランチフラワー(景気慎重派の某委員の名をとった呼び名)的発想はそこかしこに見られます。「据え置きならポンド売り」とか言ってますが、そこは8割引して。

2008年5月 7日(水)19:18 個別ページ

円安・ドル安的。

 おはようございます。6日のニューヨーク外国為替市場では一時ドル売りが拡大。前の日5日に始まったドルの見直しムードを見直す動き(ややこしいですが)が某米住宅金融機関の赤字決算をきっかけに増幅したと見られています。原油高も影響したとの見方もあります。

 ただ当の米住宅機関、幹部会見を受けてむしろ「アク抜け」。米株式相場は前日比プラス圏で終えましたので、リスクマネーの腰が引けるような状況にもならず。結果的にオーストラリア(豪)ドルなどの高金利通貨が浮き上がり、円は相対的に劣位となっています。ユーロや英ポンドは今ひとつキレがありません。

 ドル・円も1ドル=104円台前半から同後半までするりと戻って参りました。

 流れということで言えば、市場参加者が前週末までのドル再評価を「ちょっとやり過ぎたかな?」と考えることはあっても、ドル悲観論に改めて傾斜するにはなかなか至らない、そんなところでしょうか。悪材料を「過去のもので、今後は・・・」とみなす空気はふとした拍子に変わる危うさをはらむ半面、イケイケのときはそう簡単には崩れません。

 本日もどうぞよろしくお願いいたします。

2008年5月 7日(水)05:31 個別ページ

ドル強気ムード緩和。

 おはようございます。週明け5日のニューヨーク外国為替市場ではドルの強気ムードが緩和。米サプライマネジメント協会(ISM)が5日発表した4月の非製造業指数はまぁまぁの内容だったと映りましたが、米株価の下落で打ち消されました。

 ドル・円は1ドル=105円台後半から104円台に上値を切り下げたほか、ユーロ・ドルは1ユーロ=1.55ドルちょうど挟みで推移しています。

 といってもオーストラリア(豪)ドルの動きを見るとリスクマネーの腰砕けが起きたという印象も薄い。あくまで「調整の範囲」ということでしょうか。

 

2008年5月 6日(火)06:46 個別ページ

打診的ドル売り。

 おはようございます。週明け5日のオセアニア外国為替市場の取引は総じて低調ですけれども、ドルの上値が若干重め。ドル・円は1ドル=105円20—30銭前後です。前週末のドル急伸の反動というか打診的ドル売りというか、そんなこんなでしょうが、投資家心理がドル高一辺倒に転じたわけでもないので、さもありなん。

 一方でムードと申しますか、ドルが崩れるとのイメージを持つ人は減ってきているため、流れ云々という意味では・・・ですね。

 これ以降は日本勢の参加が減る中でパワープレイには弱くなります。シートベルトをしながら方向性を探ることになりましょう。

2008年5月 5日(月)06:54 個別ページ

祭りの後。

 おはようございます。2日のニューヨーク外国為替市場では2日発表になった4月の米雇用統計を軸に「お祭り」が起こり、おおむねドル高、対ドルストレートの動きにもよりますが一部クロス円では「円安」。パニックの反動が生じたユーロ・ドルに影響されたユーロ・円などが高い。

 4月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比2万人減と市場の想定よりは底堅い内容で、失業率が予想に反して低下したため「ドル見直し論」を助長することになったわけです。米株価は今後の米金融政策をにらんで微妙な面はありますが、悲観が生まれる環境にはないため底堅さは維持。投資資金のリスク許容度は回復傾向にありますから、円やスイスフランには向かい風です。

 米連邦準備理事会(FRB)が市場安定化策を「増強」したことも、意図したか否かは不明ですけれど側面支援の要因になりました。

 身もふたもないことをいえば、いずれのネタもあら探しが可能。長期スタンスの投資家には「そうはいっても正直・・・」というところも多いでしょう。一方、いいとこ取りにはこれ以上ない、とも評価できます。流れが形成されたらいったんは乗らざるを得ない、と考える参加者はそれなりにいると考えられる。

 来週はこの微妙な空気が続くか見極めることになります。米景気慎重論とドル安の修正地合いがどうにかこうにか持つようなら基調の話も・・・。

 微妙ですけれど、個人的には材料の積み重ねがまだ足りないと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

2008年5月 3日(土)08:40 個別ページ

ドル高、株高、円上値重い。

 おはようございます。1日の外国為替市場では欧米の取引時間帯にかけてドル買いの圧力が復活。1日発表の米消費統計やサプライマネジメント協会(ISM)の4月の製造業景気指数などを無難にこなして株価も上がり、円の上値が重くなりました。(ドル高→)原油安が米株高をもたらした面もありそうです。

 ドル・円はクロス円の下押しに一時つれていましたが、最終的には上昇の方向。1ドル=104円台半ばまで上昇しています。

 このあたりは昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表された米連邦準備理事会(FRB)声明に対する「気迷い」が整理され、合っているか否かはともかく「利下げ停止の可能性が高いかなぁ?」、「といって米景気悲観論が崩れることもない」との見方に偏ったともいえます。

 あとは欧州通貨では例のネガティブ・シンキングがありますしね。

 本日はおおむねこの流れを引き継ぎそうな気配ですが、日本時間夜に4月の米雇用統計の発表を控えており、日本勢が大型連休モードということもあって値動きは緩慢かもしれません。引き続きよろしくお願いいたします。

2008年5月 2日(金)05:20 個別ページ

FOMC、想定よりは。

 おはようございます。30日のニューヨーク外国為替市場では最終的にはドルの上値が重い展開になりました。焦点だった米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが決まり、米連邦準備理事会(FRB)は声明で景気・物価両にらみの姿勢を示唆。利下げ停止に踏み込んだ言及がなかったことから調整のドル売りを誘いました。

 想定していたよりは・・・というわけですね。

 しかし、積極緩和が最終局面に近付いていることを示した、とは解釈可能なわけですから、じゃあドル売りフィーバーが起きるかというとそれも違うでしょう。米株式相場の反応はなかなか微妙で、利下げ自体への敬意といざというときは何とかしてもらえるとの安心感、このところの景気悲観論の後退傾向などを背景に値を伸ばした後、失速。単なる利益確定売りとも受け取れますし、利下げ停止への警戒感が生じた印象もあります。

 本日はイベント吟味後の参加者の出方次第、ということになりますけれど、あす2日に4月の米雇用統計の発表を控えるため方向性を出すにはそれなりのパワープレイが必要になります。引き続きよろしくお願いいたします。

2008年5月 1日(木)05:30 個別ページ

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