トルコリラ/円で長期投資した場合のスワップポイントをシミュレート!

悠々自適

私の場合、相場のチェックや原稿執筆は朝に集中させ、だいたいの仕事は午前中に終わらせている。午後の時間は、横浜の街を散策したり、伊豆の別荘へ遊びに出掛けたりと自由気ままに過ごしている。最近は、孫の相手をしてやることが増えた。プロの時代にはできなかった形での悠々自適な生活を楽しんでいる。
そんな私が運用している、「トルコリラ/円」中長期運用の4か条を紹介しよう。

個人投資家がFX(外国為替保証金取引)を取引する場合は、為替差益(スポット益)を狙うものと、スワップポイントによる益金(スワップ益)を狙うものの2つがある。
確かに、為替差益を狙って売買した方がずっと効率はいい。しかし、プロのトレーダーならばともかく、一般の個人が24時間張りついて取引をするわけにはいかないだろう。それに、あくまで相場は相場であり、予測は難しい。プロでさえも読み違いがあるのに、経験に乏しい初心者はなおさらである。もちろん、個人でも時間が割ける方は大いに差益狙いに挑戦してもらいたい。

一方のスワップ益は、高金利通貨さえ買っておけば、土日の分も含め毎日安定して収益が得られる[※2]。今であれば、私も取引をしているスワップ益を目的とした「トルコリラ/円」の買いである。レバレッジ(投資倍率)は2〜3倍程度に抑えている。こんなやり方でも、1年経てばそれなりの収益にはなる。時間が味方してくれるというわけだ[※2]。

FXは、手数料や金利(差)など、多くの点で外貨預金や外貨MMFよりも優れていると私は考えている。例えば豪ドルの場合、1年物の定期預金の金利は約0.8%[※1]である。またそれよりも利回りが高いとされる外貨MMFでも1.5%[※1]ほどだ。しかしFX(豪ドル/円)ならば、運用金額に対し約1.9%[※1]ものスワップ益が得られる[※2]。
スワップポイントとは、厳密には「金利」そのものではなく、2つの通貨の金利差によって発生する受け払い金額のことである。例えば「トルコリラ/円」という通貨ペアにおいて「買う」ということは、トルコリラを買うと同時に、円を売ることを意味する。このとき投資家は、トルコリラの金利を受け取ると同時に、円の金利を支払うことになる。トルコリラの金利が7.5%で、円の金利が0.1%であったとすると、その差である7.4%を日割りした金額が、スワップ益として累積されることになる[※2]。

  • ※1 2016年1月現在

1.低レバレッジで運用する

FXには「レバレッジ効果」というものがある。これは、取引保証金と呼ばれる少ない資金で、大きな金額の外貨を取引できるというもので、この資金効率こそがFXを人気商品にした一因といえよう。

外為どっとコムのFX『外貨ネクストネオ』では、2万円あれば「トルコリラ/円」1万通貨(約40万円)の取引が可能だ[※1]。レバレッジ換算では約20倍。当然、2万円だけで40万円の外貨取引などできるはずがなく、実際には取引会社が個人投資家に信用供与を行うことで実現している。
いわば、個人投資家が取引保証金を担保として、取引会社から外貨相当の円を低利で借り、外貨を取引しているようなものである。それだけ資金効率が高ければ、わずかな値動きで大きな利益を得るチャンスもある一方、思わぬ巨額の損失を被る恐れもある。当然、ロスカットにもかかりやすくなる。個人投資家がこうしたハイリスクの取引にチャレンジするのは難しいだろう。
私としては、レバレッジを低く抑えつつ、外貨預金(レバレッジ1倍)よりも資金効率が高い2〜3倍程度の取引をおすすめしたい[※3]。
例えば「トルコリラ/円」の買いポジションだと、買った外貨の円換算額に対するスワップ益は年率で約10%[※1][※2]なので、レバレッジ2倍の取引をすれば、スワップ益も2倍の20%程度[※1]になる。レバレッジ2倍の取引とは、仮に投下資金が100万円、1トルコリラ=40円だったなら、5万通貨(約200万円)程度のポジションを持つという計算になる。今後、トルコリラと円の金利差がこのまま続くとしたら、5年後にはこの累積額は投下資金とほぼ同額[※3]となり、元本が倍程度に膨らむ計算だ。もちろん、5年の間に相場も変動するはずだし、金利情勢も変化するだろうから、必ずしもこの筋書き通りに進むという保証はないが、それらを考慮しても魅力のある数字だ。このスワップ益をさらに活用できる方法を次に紹介する。

  • ※1 2016年1月現在
  • ※2 通貨ペアを構成する通貨のうち、相対的に高金利の通貨を売った場合、または相対的に低金利の通貨を買った場合には、その取引数量相当のスワップポイント(通貨ペアを構成する両通貨の金利差の調整額)の支払い額が日々蓄積され、時間の経過に比例して損失額が大きくなりますのでご注意ください。また、現時点でスワップポイントを受け取れるポジションであっても、将来にわたって通貨ペアを構成する両通貨の金利差が縮小または逆転した場合には、その受け取り金額が縮小したり、反対に支払いへと転ずる可能性がございます。
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