中級編4 〜テクニカル分析は組み合わせて使おう〜

MACD×RSIでお互いの弱点を埋めろ!

さて、第6章では、基本的なテクニカル分析を見てきました。それぞれ特徴があるものの、テクニカル指標を単体で使うことは、時として売買タイミングを計る判断材料として信頼性に欠ける場合があります。そのため、それぞれの特徴を活かしながら複数の分析手法を組み合わせることで、予測精度の向上が見込めますよね!この章では、MACD×RSIの組み合わせパターンを見てみましょう。

逆張り系の「RSI」は主に買われすぎ(=売りサイン)、売られすぎ(=買いサイン)を判断するのに用いられますが、単独での使用は判断材料として信頼性に欠けるときがあります。「RSI」は、一方的な相場動向が続いているときには効力を発揮しない傾向があります。そこで、「RSI」にトレンドの読み取りを得意とする「MACD」を組み合わせれば、トレンド系とオシレーター系の弱点を補うことで、予測の精度が上がってきます。

MACD×RSIの場合

「RSI」では買われすぎ圏内に入り売りサインが出ているのに、「MACD」では上昇トレンドの継続中である

右の図の(A)を見てください。「RSI」では買われすぎ圏内に入り売りサインが出ています。次は(B)を見てください。「MACD」では上昇トレンドの継続中であることが分かります。

どういうことでしょうか?「RSI」ではしばらくの間買われすぎゾーンで高止まりしており、その間「MACD」は「買いサイン」が継続していました。その後「MACD」が「売りサイン」となるデッドクロスが出現したものの、もし、「RSI」の売りサインだけを参考に取引を行っていたら、相場は上昇トレンドを継続していたため、利益確保どころが逆に損失を出していた可能性もあります。

この場合、取るべき対処方法のひとつの例としては、「MACD」のデッドクロスを待ち、トレンドを確認してから「RSI」も下落に転じる場面を狙う、という方法が考えられます。このように単体でテクニカル指標を使用するのではなく、トレンド系、オシレーター系、それぞれの弱点を補うような組み合わせで上手くテクニカル指標を活用するのがコツです。

上手くテクニカル指標を活用するコツとは?

テクニカル分析は多くの手法があり、学べば学ぶほどおもしろくなってくる世界です。第6章では基礎的なものをご紹介しました。FX上級者を目指す上で、他のテクニカル指標を知り、自分に合った手法を見つけることが重要です。外為どっとコムHP内では、川口一晃氏による詳細なテクニカル分析解説もご用意しています。奥深いテクニカル指標の世界、是非とももっと味わってください!