4つの資産〜満ち足りた人生を手にする鍵〜
5億のお金を作るには・・・。
以前、私は50歳でリタイヤメントして75歳まで生きること、今の生活水準を下げずに済むこと、という前提条件で、一体いくらのお金があれば生活できるのかということを計算したことがある。
その額5億円。一体、どうやればそれだけのお金を作ることができるのか。預貯金では金利が低くてお話にならない。そこで株式投資に力を入れるようになった。
もともと株式との出会いは、今から30年近く前に遡る。外資系通信社の記者として働いていたが、外資系の場合、身分の保証は無いに等しい。いつクビになるかもわからない。体調を崩して働けなくなったら、それでお仕舞いである。そこで1年間働かなくても食べていけるだけのお金を作ろうと考えて始めたのが、最初の株式投資体験だった。
ポリシーはコア・サテライト投資
ちなみに、今の私の投資は、「コア・サテライト投資」をポリシーとしている。これは、トヨタ自動車やキヤノン、武田薬品のような国際優良銘柄をコアにするとともに、短期トレード専門の銘柄をサテライトとして運用する。コア部分については完全な長期保有で、いちいち株価を追ったりはしない。その一方、サテライト部分で短期トレードを繰り返し、利益を積み上げていく。
コアとサテライトの比率は、人それぞれで良いと思う。教科書的には、コア部分を95%、サテライト部分を5%といわれているが、私はどちらかというとリスク・テイカーなので、コア部分とサテライト部分を50%ずつにしている。仮にサテライト部分がゼロになったとしても、長期保有しているコア部分が倍になっていれば、サテライト部分の損失を埋めることができる。
これも楽観主義ならではの考え方なのだとは思うが、投資をするうえで一番大事なことは、自己分析だ。自分がどういう性格なのかということを把握したうえで、それに合った運用法を考える。値動きに一喜一憂しているような人は、恐らく投資には最も不向きな正確ではないだろうか。

蟹瀬 誠一(かにせ・せいいち)氏
1950年生まれ。1974年に上智大学文学部を卒業後、海外有力報道機関の記者として日本の抱える問題を幅広く海外に伝える。 1991年にテレビキャスターへと転身後は、テレビ朝日『ステーションEYE』『スーパーモーニング』等の番組でメインキャスターを務める。また、カンボジアに小学校を建設するボランティア活動や環境NPO理事としても活躍。2004年から明治大学文学部教授に就任。現在、当社提供番組『経済討論バトル・頂上決戦』(朝日ニュースター)の司会をはじめ複数の番組にレギュラー出演中。
著書に 『国際政治の授業』(PHP研究所)、『日本人だけが知らなかった英語上達法』(中経出版)、『4つの資産』(講談社)など。
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