中・長期投資でのインカムゲイン(金利差収益)

高金利通貨で稼ぐFXのコツ高金利通貨で稼ぐFXのコツ
FXにおける短期トレード3か条

低レバレッジで運用する

高レバレッジ設定はリスクもまた高く、長期投資には不向きである。 安定性を追求しつつも、外貨預金よりは資金効率の高い、2〜3倍程度がちょうどよい。

得たスワップ益をそのままにしておく

スワップ益をそのままに口座に入れておけば担保価値が増大し、急激な為替変動があっても担保不足になる心配がなくなる。

余裕資金で運用する

長期で投資するからこそ、その金利で為替リスクを軽減することができる。 急な換金となると為替の状況によっては損失になりかねない。

ネクスト総合口座

安定した収入が得られるスワップ益

安定した収入が得られるスワップ益 ※各国の金利は2007年8月8日時点のものです。

個人投資家がFX(外国為替保証金取引)を取引する場合は、為替差益を狙うよりも、むしろスワップ金利(スワップポイント)益を狙ったほうがいいと私は思う。 
確かに、為替差益を狙って売買した方がずっと効率はいい。しかし、プロのトレーダーならばともかく、一般の個人が24時間張りついて取引をするわけにはいかないだろう。それに、あくまで相場は相場であり、予測は難しい。プロでさえも読み違いがあるのに、経験に乏しい初心者はなおさらである。 
一方のスワップ益は、高金利通貨さえ買っておけば、土日も含め毎日安定して収益が得られる。私もFX取引をしているが、スワップ益を目的とした、ニュージーランド(NZ)ドルや豪ドルなど高金利通貨の買いばかりである。しかも、それらのレバレッジ(投資倍率)は2〜3倍程度に抑えている。こんなやり方でも、1年経てばそれなりの収益にはなる。


手数料や金利差が有利なFX

FXは、手数料や金利(差)など、多くの点で外貨預金や外貨MMFよりも優れている。例えば米ドルの場合、1年物の定期預金の金利は約3.5%である。またそれよりも利回りが高いとされる外貨MMFでも、せいぜい4.5%ほどだ。しかしFXならば、運用金額に対し約4.75%ものスワップ益が得られる。

スワップ金利とは、厳密には「金利」そのものではなく、2つの通貨の金利差によって発生する受け払い金額のことである。例えば「米ドル・円」という通貨ペアにおいて「買う」ということは、米ドルを買うと同時に、円を売ることを意味する。このとき投資家は、米ドルの金利を受け取ると同時に、円の金利を支払うことになる。米ドルの金利が5.25%で、円の金利が0.5%であったとすると、その差である4.75%を日割りした金額が、スワップ益として累積されることになる。これが豪ドルならば約6.0%、そしてNZドルならば約7.75%と、驚くべき数字となる。

レバレッジのバランス

レバレッジのバランスFXには「レバレッジ効果」というものがある。これは、取引保証金と呼ばれる少ない資金で、大きな金額の外貨を取引できるというもので、この資金効率こそがFXを人気商品にした一因といえよう。外為どっとコムのFX『外貨ネクスト』では、5万円あれば1万米ドル(約120万円)の取引が可能だ。当然、5万円払うだけで120万円の外貨取引などできるはずがなく、実際には取引会社が投資家に信用供与を行うことで実現している。いわば、投資家が取引保証金を担保として、取引会社から外貨相当の円を低利で借り、外貨を取引しているようなものである。 レバレッジ設定は会社によってまちまちで、中には200倍ものレバレッジをかけられる所もある。それだけ資金効率が高ければ、わずかな値動きで大きな利益を得るチャンスもある一方、思わぬ巨額の損失を被る恐れもある。個人投資家がこうしたハイリスクの取引にチャレンジするのは難しいだろう。 私としては、レバレッジを低く抑えつつ、外貨預金よりも資金効率が高い2〜3倍程度の取引をおすすめしたい。例えばNZドルだと、投資金額に対するスワップ益は年率で約7.75%なので、レバレッジ2倍の取引をすれば、スワップ益も2倍の15.5%程度になる。今後、NZドルと円の金利差がこのまま続くとしたら、7年後にはこの累積額は108.5%となり、元本が倍以上に膨らむ計算だ。もちろん、7年の間に相場も変動するはずだし、金利情勢も変化するだろうから、必ずしもこの筋書き通りに進むという保証はないが、それらを考慮しても魅力のある数字だ。

私としては、レバレッジを低く抑えつつ、外貨預金よりも資金効率が高い2〜3倍程度の取引をおすすめしたい。例えばNZドルだと、投資金額に対するスワップ益は年率で約7.75%なので、レバレッジ2倍の取引をすれば、スワップ益も2倍の15.5%程度になる。今後、NZドルと円の金利差がこのまま続くとしたら、7年後にはこの累積額は108.5%となり、元本が倍以上に膨らむ計算だ。もちろん、7年の間に相場も変動するはずだし、金利情勢も変化するだろうから、必ずしもこの筋書き通りに進むという保証はないが、それらを考慮しても魅力のある数字だ。

このスワップ益をさらに活用できる方法を、2つ挙げておこう。

1. 得たスワップ益をそのままにしておく
スワップ益をそのまま口座に留め置いておくことにより、残高は増大し、その担保価値は向上する。これにより、不意の相場変動の際にも、ロスカットが適用される可能性は低くなる。

2. スワップ益を使ってさらに運用金額を増やす
スワップ益を確定し、取引保証金として、さらに多くの取引をする。これにより、外貨預金の「複利」に似た効果の恩恵を受けられるようになる。

なお、こうしたFX取引は、あくまで当面使う必要のない余裕資金の範囲内でお願いしたい。いつ必要となるかわからない資金を取引に注ぎ込むと、いざその資金が必要となったときに、取引を中断せざるを得ず、その結果不本意な損失を被る恐れがあるからだ。



野村雅道
FX湘南投資グループ代表
野村雅通

979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行、82年 ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。87年米系銀行へ転出、外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍される。財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ、ラジオ、新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表ならびに中京大学講師。


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各氏のコラムに関しましてはあくまでも情報提供であり、投資に関するご判断に関しましてはお客様ご自身の判断でなさるようお願い致します。

●FX(外国為替保証金取引)の売買損益について
相場が思惑と反対方向に進んだ場合には、売値から買値を減じた差額に取引数量を乗じた(非・対円通貨ペアに限り、これに決済時点の当該通貨の当社対円取引レートを乗じた)金額の損失が発生しますのでご注意ください。最終的な売買損益は、この金額にスワップポイントを加え、売買手数料を減じた額となります。 また、本取引ではお客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行なうため、保証金額を上回る損失が発生する可能性がございます。
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通貨ペアを構成する通貨のうち、相対的に高金利の通貨を売った場合、または相対的に低金利の通貨を買った場合には、その取引数量相当のスワップポイント(通貨ペアを構成する両通貨の金利差の調整額)の支払い額が日々蓄積され、時間の経過に比例して損失額が大きくなりますのでご注意ください。また、現時点でスワップポイントを受け取れるポジションであっても、将来にわたって通貨ペアを構成する両通貨の金利差が縮小または逆転した場合には、その受け取り金額が縮小したり、反対に支払いへと転ずる可能性がございます。
●『外貨ネクスト』のスワップ振替機能について
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