経済指標トピックス2008年2月28日

「米国カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数〜米国で発表されている消費者信頼感指数のひとつ〜」

以前、米国の消費者信頼感指数には、民間の調査機関であるカンファレンス・ボードが公表する消費者信頼感指数と、ミシガン大学が公表するミシガン大消費者信頼感指数の2種類あり、ミシガン大消費者信頼感指数の方がより注目される傾向があることを紹介しました。

ここで、カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数とミシガン大消費者信頼感指数との相違点をあらためてまとめておきます。
(1)カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数は1985年時点を基準値=100としているのに対して、ミシガン大消費者信頼感指数は1966年時点を基準値=100としております。
(2)カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数は毎月24日〜月末に発表される一方で、ミシガン大消費者信頼感指数は毎月第2金曜日(場合によっては第3金曜日)に速報値、第4金曜日(場合によっては第5金曜日)に確報値がそれぞれ発表されます。
(3)相違点の2点目に関連してきますが、ミシガン大消費者信頼感指数は、速報値と確報値が発表されますが、カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数は確報値の発表がございません。

このように、カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数は、速報性の面でミシガン大消費者信頼感指数に劣ることから、注目度も相対的に低くなってしまうことが多くなっております。

しかし、だからといってカンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数の結果によるドル円相場への影響がいつも限定されるとは限りません。去る2月27日午前0時に発表されたカンファレンス・ボードの消費者信頼感指数は75.0と、事前予想の82.0を下回る結果となりました。その直後こそ、同時刻に発表された他の米国経済指標が好結果になったこともあって、ドル円相場は一時的に107円80銭付近にまで小幅上昇しました。しかし、カンファレンス・ボードの消費者信頼感指数の悪結果が米国景気減速懸念を広める格好となったため、ドル円はそこから107円20銭付近にまで下落しました。

2月27日午前0時〜午前6時までのドル円相場(30分足チャート)

2月27日午前0時〜午前6時までのドル円相場(30分足チャート)

ミシガン大消費者信頼感指数には注目度で劣るとはいっても、カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数も米国GDPの7割以上を占めている消費動向のバロメーターとみなされております。そして、サブプライムローン問題によって、市場が米国の景気動向に神経質になっている状況を考慮いたしますと、カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数の結果には要注意かと思われます。また、場合によっては、今回のように同時刻に発表された他の米国経済指標の結果よりもカンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数の結果のほうがよりドル円相場に大きな影響を与えるケースが出てくる可能性もあるでしょう。


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