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- 2008年1月25日
経済指標トピックス2008年1月25日
「ECB月例報告〜ユーロ圏の経済・金融状況を知るにはコレ〜」
ECB月例報告はECB(欧州中央銀行)が採用することになった通貨政策と、ユーロ圏の経済・金融状況について毎月公表している報告資料です。公表日時は毎月第2木曜日(場合によっては第3木曜日)の午後6時となっております。なお、サマータイム適用期間中は中央ヨーロッパ時間と日本時間の時差が1時間縮まりますので、午後5時の発表となります。
ECB月例報告はページ数にして毎月180ページ以上もの資料になっており、そこではユーロ圏の経済・金融状況などが、かなり細かいデータをもとに記述されております。また、ECB月例報告は英語をはじめ、主に欧州圏で母国語となっている20の言語で公表されており、ECBの徹底した情報開示ぶりが窺えます。そのため、ECB月例報告は現在のユーロ圏の経済・金融状況を把握する上で非常に重宝されております。ちなみに、残念ながら先述の20ヶ国語のなかに日本語は含まれておりません。
さて、1月17日に公表されましたECB月例報告の要点は下記の通りです。
・景気見通しに不透明感
・今後しばらくは様々な状況を注視
・短期的なインフレ上振れ圧力が継続
・ECBは物価期待を抑える必要
・リスクの二次波及阻止へ先制的に行動
このように、ユーロ圏の景気の見通しに不透明感があり、インフレの進行が継続しているのがユーロ圏経済の現状であるようです。ちなみに、昨年以降ECB月例報告にはっきりとした表現でユーロ圏の景気の見通しに不透明感があることが盛り込まれたのは初めてということもあり、ユーロ圏の景気後退に対する懸念が市場で広がりました。これを受けて、ECB月例報告公表の直前は157円台半ば付近で推移していたユーロ円相場は、その約3時間後には1円以上も安い156円40銭付近にまで下落しました。
1月17日午後6時〜午後10時30分までのユーロ円相場(30分足チャート)
このようにECB月例報告の内容がユーロ相場に大きな影響を与えるケースは、少なからず見受けられます。また、ユーロ圏経済の現状を簡潔に、かつ詳しく知ることができるということで、為替相場のみならず各方面からも注目されております。
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