経済指標トピックス2007年7月18日

「ミシガン大消費者信頼感指数〜米国で発表されている消費者信頼感指数のひとつ〜」

先進国では、消費活動が経済全体占めている割合が6割を超えている国が多くなっておりますが、特に米国はその割合が7割を超えております。そのため、ある国の経済動向を見ていくためにはその国の消費動向を追っていくことが重要になりますが、米国では他の国に比べその重要度がさらに高くなるわけです。

その消費動向についてアンケートで調査・集計した指標が消費者信頼感指数ですが、米国の消費者信頼感指数には2種類ございます。1つ目は民間の調査機関であるカンファレンス・ボードが公表する消費者信頼感指数、そして2つ目はミシガン大学が公表するミシガン大消費者信頼感指数です。

カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数とミシガン大消費者信頼感指数との大きな相違点は以下の3点です。
(1)カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数は1985年時点を基準値=100としているのに対して、ミシガン大消費者信頼感指数は1966年時点を基準値=100としております。
(2)カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数は毎月24日〜月末に発表される一方で、ミシガン大消費者信頼感指数は毎月第2金曜日(場合によっては第3金曜日)に速報値、第4金曜日(場合によっては第5金曜日)に確報値がそれぞれ発表されます。
(3)相違点の2点目に関連してきますが、ミシガン大消費者信頼感指数は、速報値と確報値が発表されますが、カンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数は確報値の発表がございません。

なお、経済指標は発表の時期が早いほど市場の注目度は高くなる傾向がございますので、ミシガン大消費者信頼感指数の方がより市場の注目を集めているようです。

さて、去る7月13日に発表された米7月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は92.4と事前予想の86.0を大きく上回りました。これを受けてドル円相場は122円ちょうど付近から122円30銭台にまで上昇しました。先だって発表されていた米6月小売売上高が事前予想を大きく下回る悪結果となり、米国の消費動向はまだ予断を許さない状況であるという見方が広がっていた中で、これだけドル円相場が上昇したところを考えますと、ミシガン大消費者信頼感指数の注目度の高さが窺えるかと思います。

7月13日午後9時30分〜7月14日午前0時30分までのドル円相場(30分足チャート)

7月13日午後9時30分〜7月14日午前0時30分までのドル円相場(30分足チャート)

ちなみに、2006年のドル円相場の最高値は10月13日につけました119円80円台ですが、その時のドル円上昇のきっかけとなったのは、ミシガン大消費者信頼感指数の好結果でした。

最後に余談ですが、2006年にミシガン大消費者信頼感指数の発表時間が日本時間22:45(冬時間の時期は同23:45)から日本時間23:00(冬時間の時期は同24:00)に変更になりました。発表時間変更前は、実際にミシガン大消費者信頼感指数が発表される時間が予定より数分遅れてしまうことがしばしばございましたが、発表時間変更後は、時間どおりに発表されるケースの方が多くなっております。


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