経済指標トピックス2007年6月26日

「BOE議事録〜MPCでの票数の内訳にご注目!!〜」

イギリスの金融政策は、同国の中央銀行であるBOE(イングランド銀行・英国中銀と称されることもあります)が担っており、毎月第1(あるいは第2)水、木曜日に開催されておりますMPC(イングランド銀行金融政策委員会)で、9人の委員の多数決によって決定されます。BOE議事録は、MPCで協議されたことを記事録の形式でMPC開催の約2週間後に公表しているものです。 BOE議事録で最も注目されていることは、MPCで決定された金融政策が何票(差)で可決されたかについてです。つまり、9人の委員のうち何人の委員が先のMPCで可決された金融政策を支持したか、あるいは不支持に廻ったかが注目されているのです。なぜならその票差の内訳によって、「今後近いうちに利上げされるだろう」という見方や、「今後は利下げに転ずるかもしれない」という観測が広がることがあるからです。
さて、去る6月20日に公表されたBOE議事録では、下記の内容が発表されました。 ・6月7日に決定された英国政策金利の据え置きは5対4で決定 ・キングBOE総裁をはじめとする、反対派4人の委員は0.25%の利上げを主張 つまり、6月のMPCでの金利据え置きはぎりぎりの票数で可決され、反対派は全員利上げを主張していたということになります。そのことによって、市場では英国の早期利上げ期待がにわかに高まり、それによってポンド円相場は245円10銭台から246円30銭台にまで上昇しました。

6月20日17時30分〜23時00分までのポンド円相場(30分足チャート)

6月20日17時30分〜23時00分までのポンド円相場(30分足チャート)

このようにBOE議事録では、MPCにおける金融政策決定の背景について知ることができます。場合によっては、政策金利発表直後よりもBOE議事録公表直後のほうがポンド円やポンド・米ドル相場が大きく上昇するというケースも見受けられます。


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