経済指標トピックス2007年6月11日
「機械受注〜株式市場での注目度は高くなっておりますが、為替相場では・・・〜」
機械受注は内閣府が毎月発表している指標で、主要機械製造業280社が受注しました設備用機械類の受注額を集計した統計です。機械製造業者が受注しました機械は、たいてい6ヶ月から9ヶ月ほど後に工場などに導入されるようになっているため、機械受注は設備投資の先行きを示す指標となっております。
昨年まで機械受注は14:00に公表されておりましたが、今年から公表時刻が08:50に変更されております。「機械受注の結果が株式相場にあまりにも大きな影響を与えるので、いずれこの指標が予想から大きく外れる結果となった場合には、システム障害などで市場が混乱することもあり得る」という懸念を現実のものにしないようにするため、株式市場の取引開始前である08:50に機械受注を公表することが昨年12月に決定しました。これが機械受注の公表時刻が変更された経緯です。
ちなみに、6月8日に発表された機械受注は前月比、前年比ベースともに事前予想を下回る結果となりました。これを受けて、日経平均株価は一時前日の終値から300円以上下落する場面が見られ、発表時間変更後も機械受注の結果は株式相場に大きな影響を与えていることが窺えます。
株式市場ではここまで注目度が高くなっております機械受注ですが、為替相場ではどうでしょうか。6月8日の機械受注発表後には、やはりその結果によって円売り・ドル買いが進みましたが、ドル円相場は121円05銭付近から121円30銭付近にまで上昇するにとどまり、わずか25銭ほど円安・ドル高が進んだだけとなりました。また、他の月でも機械受注の結果を受けたドル円相場の変動は20〜30銭にとどまっているケースが多くなっております。
6月8日午前8時40分〜午前10時00分までのドル円相場(10分足チャート)
このように、為替相場では機械受注の注目度はあまり高いとは言えないようです。しかしながら、今後場合によっては、機械受注の結果を受けてドル円相場が大きく動く場面が見られる可能性も否定できるわけではございませんので、注意が必要かと思われます。
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