G.COMデイリーレポート

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外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。

10月30日(金) トルコリラ/円

【通貨ペア】
トルコリラ/円

【今日のトピック】
再選挙はリスク要因多し

【基調】
反落警戒

【目先の注目材料】
・11/1 トルコ総選挙
・主要国株価

【本文】
来月1日にトルコで再選挙が実施される。本来ならば結果が不透明な選挙を前にトルコリラ相場の軟調推移が予想されるところではあるが、トルコリラ/円相場は9月に38.841円の安値を記録した後はじり高で推移している。背景には、前回の総選挙から半年経っても政権が樹立できなかった事に対する反省から、エルドアン大統領率いる与党・公正発展党(AKP)が最大野党である共和人民党(CHP)と連立政権を組むとの期待があるようだ。

直前の世論調査で獲得議席は過半数に届かないと見られていることが明らかになっており、もし事前予想通りADPが過半数に達しなかったとしても、トルコリラ相場への影響は少ないだろう。

反対に、AKPが過半数となる場合も、市場はリスク警戒感を緩めないだろう。この場合はエルドアン大統領の権限が強化される可能性がある事や、トルコ中銀に対する利下げ圧力が再び強まる事が予想される事から、トルコリラ売り材料となる公算が大きい。

次に選挙後のシナリオについて、いくつかのパターンが予想される。

まずAKPが過半数に達しなかった場合は連立政権樹立を目指す事となるが、もし連立政権が樹立できずに3回目の選挙となるようだと、政局不安が継続する上に格付け会社による格下げリスク(ムーディーズとフィッチは、トルコの格付けを投資適格級では最低水準にしている)にさらされる為、トルコ/円相場に下落圧力が掛かる可能性がある。

また、AKPの低得票率や分裂もまた、トルコ政局に対する不透明感が高まってトルコリラ相場の重石となりえる。

では、どのようなパターンが市場の不安を和らげるのだろうか。それは、AKPが過半数に達せずにCHPまたは民族主義者行動党(MHP)と連立政権を組む場合だろう。この場合は政局不安が解消されるとの期待からトルコリラに買いが入る可能性がある。

いずれにせよ、選挙結果と、それを受けた各党の動きの2段階での対処が必要だろう。


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