G.COMデイリーレポート

G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。

7月4日(金) ユーロ/ドル

【通貨ペア】
ユーロ/ドル

【今日のトピック】
ドラギ総裁口先緩和の効果は?

【基調】
底堅い

【目先の注目材料】
・主要国株価、国際商品価格

【本文】
欧州中銀(ECB)は昨日、大方の予想通りに政策金利の据え置きを決めた。ドラギ総裁はその後の会見で「低インフレの期間が長すぎるリスクに対処するため、必要なら非伝統的措置を講じる用意」として量的緩和(国債購入)に踏み込む用意がある事を示唆、また「為替相場はインフレ見通しにとって重要」「為替相場を大きく注目している」などとユーロ高への警戒感をにじませた。総裁はまた、前回の会見では4000億ユーロ規模としていた(目的を絞った)長期資金供給オペ(TLTRO)について「1兆ユーロを超える可能性がある」とも発言した。

これらを額面どおりに受け取れば、ユーロ/ドルが一時1.36ドルを割り込んで最大で約0.5%下落した事は当然のように思える。しかし同じ時間帯に、良好な米6月雇用統計が発表され、ドル買いが強まっていた事を考慮すると、ユーロ安圧力はそれほど大きくなかったと言えるだろう。ユーロ/円は、ドル/円が上昇していた事もあって、同じ時間帯の下落率は約0.2%に留まった。

市場はドラギ総裁の発言に「半信半疑」の様子であり、国債購入やLTROの拡大については実現性を疑問視する向きは少なくない。また、ECBが為替介入という実力行使に踏み込めない(かつて、日本の円売り介入を強く批判した実績などから)事も市場は理解済みだろう。

こうした点から、総裁発言がさらなるユーロ安に繋がる公算は小さく、ユーロ/ドルは底堅い推移が見込まれる。シカゴ通貨先物市場における投機筋のポジションがユーロショート(売り持ち)に大きく傾いている点を踏まえれば、週末を控えてユーロの買い戻しが強まる可能性もありそうだ。


最新のレポートを見る

バックナンバー(2014年7月)


●当社提供のレポート類について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

米雇用統計特別企画

業界最狭水準スプレッド

魅惑の通貨ペア、トルコリラ円

スワップポイント一覧

ポンド/円トレードを斬る

FXブログ