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G.COMデイリーレポート

外為どっとコムのスタッフが今最もホットな通貨ペアを日々ピックアップし、その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。弊社お取り扱いの全通貨ペアを対象に、各国の経済・金利動向や金融政策、株価、商品相場動向など、あらゆる視点からその日一番注目の通貨ペアをご紹介します。
ニュースや他のレポートでは伝えきれない、貴重な情報をご提供いたします。
※祝祭日除く。
8月3日(金)ドル/円
【通貨ペア】
ドル/円
【今日のトピック】
雇用統計と追加緩和観測
【基調】
もみ合い離れの可能性も
【目先の注目材料】
・8/3 米7月雇用統計、米7月ISM非製造業景況指数
・主要国株価
【本文】
本日発表される米7月雇用統計は、米国の金融政策の方向性を読む上で重要な手掛かりとなる。
第2四半期に入り非農業部門雇用者数は3ヶ月連続で10万人未満の増加にとどまるなど、雇用環境の改善ペースは大きく鈍化した。こうした中でもFRBが今月1日のFOMCでゼロ金利の期間延長などを見送った事から追加緩和観測は一旦後退しかけたが、声明に「持続的な雇用環境の改善を促進するため、必要に応じて追加緩和を実施する」とする一文を盛り込み、市場の追加緩和期待をつなぎとめた。
米FRBは今後の雇用情勢を見極めたうえで追加緩和の是非を判断しようしていると見られ、今回の雇用統計の結果が弱いものとなれば、市場は9月の追加緩和を急速に織り込みに走る事になるだろう。
一方で、(9月のFOMCまでに発表される)今回と次回の雇用統計が予想以上に強い結果となった場合は、FOMCで追加緩和(あるいはその示唆)に反対したと見られるタカ派メンバーが勢いを増す事になり、追加緩和観測は後退する事になりそうだ。
今回の雇用統計については、市場の追加緩和観測が微妙なな立ち位置にある事を考慮すると、発表直後のドル円相場は、強い結果にも弱い結果にも敏感に反応すると見られ、予想との乖離度合い次第では大きく値が振れる事も考えられる。
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