G.COMデイリーレポート

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11月19日(水)ドル/スイス

【今日のトピック】
リスク回避のドル買い、どこまで続く?

【基調】
堅調

【目先の注目材料】
・米国株価
・米議会での米自動車業界支援策の審議動向
・ユーロ/ドル相場

【本文】
米証券大手ベア・スターンズ破たん直後の3月17日にドル/スイスフランは過去最安値1ドル=0.9636フランを記録した。当時は資金の避難先としてスイスフランが買われる動きが強まったが、きょう夕方の取引では1ドル=1.2061ドルまで上昇、昨年9月以来の高値を記録した。9月には記憶に新しいリーマンの破たんがあったが、今回は資金の避難先として円やドルが選ばれ、ユーロやスイスフラン、ポンドは急落している。欧州通貨がドルに対して上げ過ぎ感があったことや、夏以降に欧州経済の急減速傾向が強まったこと、リーマンショック後に欧州の有力金融機関が相次いで国有化されたことや政府から資本注入を受けたことも欧州通貨の失墜に拍車をかけた。スイスを代表する金融機関UBSも10月にスイス政府から60億スイスフランの資本注入を受けている。

昨夜発表された9月の対米証券投資でも、国外投資家による米国の債券や株式の購入額が、1434億ドルの買い越しとなり、2006年1月以降で最大を記録。9月の金融危機の真っただ中に、米国外の投資家が資金の逃避先として米国債を選んだことが示されている。

問題はリスク回避のドル買い/欧州通貨売りがどこまで続くかだ。10月に7000億ドルの金融安定化法案が米議会を通過したことで、2008年度に過去最大の4550億ドルを計上した米国の財政赤字は、来年度に1兆ドルを超えることが確実視されていることに加え、米自動車会社の破たん危機が深刻さを増す中、ドルの上昇が中長期的に継続することは極めて難しい。当面は自動車業界の行き詰まりが、リーマン破綻に次ぐ大惨事に発展する可能性を秘めており、動向に注目したい。

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