G.COMデイリーレポート

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10月30日(木)ユーロ/ドル

【今日のトピック】
ユーロ/ドルの戻り値は......。

【基調】
急反発

【目先の注目材料】
・主要国株価
・米国およびユーロ圏の金利引き下げ観測
・11/4 米大統領選挙投票日
・11/6 欧州中銀政策金利発表
・11/7 米国雇用統計

【本文】
日経平均は28日からの3日間で26%(1867円)急反発。29日の米ダウ平均は過去2番目の上げ幅を記録するなど、主要国の株価は急反発している。市場では、過度の悲観論が和らぎ、外国為替相場の流れも一転、円、ドルが売られ、ユーロやポンド、高金利通貨が買われている。

本日注目してみたいのはユーロ/ドルだ。ドル/円相場は今朝に8日ぶり高値99.09円を記録し、ドルは円に対しては強含んでいることが示されている。しかし、ユーロ/ドル相場を見てみると、今朝に9日ぶり高値1.3294ドルを記録し、ドルはユーロに対しては下落していることがわかる。

ユーロ/ドル相場の過去の推移を振り返ってみよう。昨夏に米サブプライム住宅ローン問題が表面化した後、米国経済が急減速する一方、ユーロ圏経済は比較的堅調な推移が持続し、インフレ(物価上昇)圧力が根強いことをから、欧州中銀が今年7月に政策金利を4.25%引き上げた。米欧の景況感格差を背景にユーロ/ドル相場は今年7月15日に過去最高値1.6037ドルを記録したが、1.60ドルラインでは売り圧力の強さが示され、8月中旬に発表されたユーロ圏第2四半期のGDP(国内総生産)が、1999年のユーロ発足後初めて前期比マイナスを記録し、ユーロ相場の上げ過ぎ感が強まった。9月15日のリーマンショック後も、欧州の主要金融機関への懸念を背景にユーロが下げ続け、今月28日にユーロ/ドル相場は1年半ぶり安値1.2326ドルを記録した。しかし、28日から主要国株価が急反発基調となったことでユーロ/ドル相場は今朝にかけて最大7.9%反発、9日ぶりに1.30ドル台を回復している。

ユーロ/ドル相場の当面のカギは引き続き主要国株価動向だ。主要国の株式市場では、本邦の空売り規制や米国の利下げなど、幾らかの好材料が見受けられるが、特段の好材料が出たわけではなく、暴落後の自律反発というのが実状に近い。ユーロ/ドル相場の日足6か月のチャートで、「戻り値推定(ざら場)」というテクニカル・ツールを使用してみると、7月15日の過去最高値から10月28日の1年半ぶり安値に下落し、その下落幅の3分の1戻し水準が1ユーロ=1.36ドルとなっている。本日の米国株価が堅調に推移すれば、この水準が視野に入るといえるだろう。

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