G.COMデイリーレポート

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10月22日(水) ユーロ/円

【今日のトピック】
「底無し」の恐怖、再び

【基調】
極めて弱い

【目先の注目材料】
・欧州経済の急減速懸念
・欧州中銀による利下げ観測
・米金融危機
・主要国株価
・ドル/円相場

【本文】
ユーロは昨日から本日にかけて極めて弱い推移を見せている。リーマンが破たんした米国の通貨ドルに対しても急落しているのは、われわれ日本人にとっては理解し難いが、ユーロ圏でも米国に劣らず、景気先行き見通しが深刻化している。

IMF(国際通貨基金)は昨日、半年に一度のユーロ圏経済見通しを発表し、ユーロ圏のGDP(国内総生産)成長率について、2.8%を記録した2007年から2008年は1.3%、2009年は0.2%に減速するとの見通しを示した。一方、インフレ(物価上昇)は、原油相場の急落と経済の急減速が相まって、大幅に低下するとの見通しを示し、欧州中銀は金融をさらに緩和(金利を引き下げる)する余地があるとの見解を示した。

このレポートが昨日からのユーロ安に直接結びついている訳ではないが、ユーロ圏経済のファンダメンタルズ(基礎要因)の急速な劣化が、ユーロ急落の背景にあることに疑問の余地はない。ドル資金への需要や、市場混乱時の安全資産としてドル買いが根強いことも、ユーロ安/ドル高の要因となっている。

筆者は昨日の日経平均が300円上昇したにもかかわらず、円高が進行したことに外国為替市場の変動メカニズムの重大な変質を感じた。世界経済の見通しが深刻化する中、株価の反発はもはや円売り/外貨買いの材料とはならないのかも知れない。しかし一方で、株が下落すれば円買いが強まる流れは変わっていない。外国為替市場では再び「底無し」の恐怖が拡がっている。

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