G.COMデイリーレポート

11月26日(金)ドル/円

【今日のトピック】
手掛かり材料難の中で上値が意識される

【基調】
わずかに上値模索

【目先の注目材料】
・アイルランドを始めとする欧州諸国の財政不安
・北朝鮮情勢
・主要国株価、米国債利回り、国際商品価格

【本文】
昨日米国が感謝祭により休場となり、本日は休みの谷間の中、米国の債券・株式市場では短縮取引が予定されているものの、本日の東京市場ではドル/円はじり高で推移した。本日はNY市場午後に入ると取引参加者の減少により動意が薄くなることが予想されるものの、それまでの間、ドル/円は底堅い推移となる可能性がある。

その背景の一つには、輸出企業による採算レート見直しの動きがある。例えば先月のドル/円が下値を模索している局面では、相場が反発すると上値では輸出企業によるドル売りが強いとの観測が根強く、上値ではドルが売られやすい状況であった。しかし10月の終盤に入りトヨタ自動車が今年下期の想定為替レートを従来の90円から80円を引き下げたのを始め、採算レートを引き下げた企業が相次いだことや、11月に入りドル/円が反発基調となり、輸出企業の採算レートが改善したことで、急いでドルを売る必要がなくなった。これにより市場では「上値では輸出筋がドル売り注文を大量に置いている」との観測が遠のき、上値を押さえていた要因が一つ緩和されたことがある。

またアイルランドを始め、スペインやポルトガルなど欧州での財務不安が強まっていることも、結果としてドル/円相場には上昇圧力となっている。今月に入りこれらの国に対する財政不安が高まると、市場ではリスク回避の動きとなり、ユーロを売ってドルを買い戻す動きが見られた。またこの動きにより市場ではドルが主要通貨に対して買い戻され、結果としてドル/円にもドル買い圧力が加わる格好となっている。

加えて朝鮮半島の緊迫化が強まる場面では、発生直後は地政学的リスクが意識され円売り材料となりやすいことも、ドル/円相場という観点からは上昇要因となろう。これらの点から、ドル/円は勢いこそないものの、底堅く推移していることを理由に、目先は上値模索の動きが先行することが予想される。

バックナンバー

●当社提供のレポート類について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

米雇用統計特別企画

業界最狭水準スプレッド

魅惑の通貨ペア、トルコリラ円

スワップポイント一覧

ポンド/円トレードを斬る

FXブログ