G.COMデイリーレポート

11月8日(月)ユーロ/ドル

【今日のトピック】
強弱感対立

【基調】
調整ムード

【目先の注目材料】
・11/8 独9月鉱工業生産
・主要国株価、国際商品価格
・ユーロ圏重債務国国債利回り

【本文】
先週末5日の海外市場では、スペイン中銀が同国の第3四半期はゼロ成長となった模様と発表した事や、ギリシャ・アイルランド・ポルトガルとドイツの国債利回り格差が拡大した事などを背景にソブリン・リスク再燃とばかりにユーロ売り・ドル買いが進んだ。さらに米10月雇用統計の強い結果を受けてドル買いが加速した。
本日8日午前の東京市場でも対ユーロでドルを買い戻す動きが強まり、ユーロ/ドルは1.39ドル台前半まで弱含んだ。
今後は、ユーロ/ドルの上昇トレンドが終息に向かい下落に転じるのか、米国の追加金融緩和の効果でドル売りが継続し、ユーロ/ドルの上昇再開となるのかについては意見が分かれる局面であろう。ユーロ圏ソブリン・リスクについては、11月4日のECB理事会でトリシェ総裁が「無制限の資金供給オペなど非伝統的措置の解除に関する議論は12月の会合で」との見通しを示し出口戦略に言及した事が原因と考えられる。しかし、これまでのドル安局面では、こうしたECBの出口戦略への姿勢と追加緩和に傾く米FRBの姿勢の温度差がユーロ高・ドル安につながってきた。
ECBが市場で重債務国の国債を買い支えている事を考えても、ソブリン・リスク再燃が本格的なユーロ売りにつながる可能性は低そうだ。
一方、米国の追加緩和効果を背景としたドル売りについては、5日の米10月雇用統計でも示されたように、米国が緩やかな景気回復基調を維持する中、8カ月で6000億ドルのドル資金を市場に供給することになっている。景気回復+流動性供給拡大となれば株価や国際商品価格にはプラス材料であり、投資家のリスク許容度は拡大方向へ向かう可能性が高い。ユーロ安シナリオに比べるとドル安シナリオ継続に分がありそうだ。

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