G.COMデイリーレポート

9月14日(火)ポンド/円

【今日のトピック】
連日の英経済指標に注目

【基調】
ジリ安

【目先の注目材料】
・9/14 英8月消費者物価指数
・9/15 英8月雇用統計
・9/16 英8月小売売上高
・主要国株価、ユーロ/円相場

【本文】
英国では本日に8月消費者物価指数(CPI)、翌15日に8月雇用統計、16日に8月小売売上高と、重要指標が連日発表される。英国では足元で弱い雇用と住宅市場などを背景とする景気低迷の一方、インフレ懸念が強まっているなど難しい政策運営を迫られている。この一連の指標結果、特にCPIと雇用統計の結果によってポンド相場は大きく動く可能性がある。

まず、CPIは前年比+3.0%予想となっている。今年に入り、CPIは3.0%を割り込んだことがなく、これを背景にインフレ懸念が台頭している。この予想を上回れば一旦はポンド高要因に、下回ればポンド安要因になる見通しだ。また、雇用統計については、失業率は前月に続き4.5%、失業保険申請件数推移は前月の3800件の減少から3000件の減少と、改善幅がやや縮小するとの市場予想が出ており、雇用改善を示す結果ならポンド高要因、悪化を示す結果ならポンド安要因になるとみられる。

ただ、この両経済指標の組み合わせによっては、ポンド/円のトレンドも変化するかもしれない。
まず、「CPIが予想を上回り、雇用環境も改善」という結果の場合、市場では政策金利の引き上げ観測が台頭する可能性があり、ポンド/円は8月から続く下落トレンドが一服することも考えられる。一方、「CPIが予想を下回り、雇用統計が悪化」した場合、インフレ懸念が低下する中での経済先行き不安のため、英中銀の資産買い入れ枠拡大観測が浮上しそうだ。そうなれば、ポンドには売り材料となろう。また、「CPIが予想を下回り、雇用統計が改善」という場合、英経済の先行きについて楽観論が台頭し、リスクを取る動きが活発化する公算だ。これは円売り・ポンド買い要因とみる。しかし、「CPIが予想を上回る一方、雇用環境悪化」となった場合、判断が難しい。英国の金融政策のかじ取りの難しさからポンドの下落トレンドが一層強まるかもしれないが、判断先送りで16日発表の小売売上高まで様子見ムードが広がる可能性もある。それぞれの結果を注意深く見守りたい。

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