G.COMデイリーレポート

9月10日(金)豪ドル/円

【今日のトピック】
週末の中国を巡る動向に注意

【基調】
底堅い

【目先の注目材料】
・9/11 中国8月消費者物価指数、小売売上高、鉱工業生産
・ドル/円相場

【本文】
中国では13日に、中国8月消費者物価指数など数多くの経済指標の発表が予定されていたが、9日になって11日土曜日に変更することを伝えた。このことにより中国がインフレの高進を理由に、週明け前にも金融引き締めに動くのではないかとの観測が出ている。

以前、中国の金融引き締めは豪ドルにとって売り材料であった。今年行われた3回の預金準備率の引き上げ(1月12日、2月12日、5月2日)のうち、1月と2月は取引時間中であったことから、いずれも豪ドル/円は大きく値を下げた。しかし今年春以降、中国や人民元に関する動きを見ると、意識的に相場変動を避けよとしているようである。

まず、今年に入り3回実施された預金準備率の引き上げのうち、1月に発表された際には2円以上、2月は1円以上、それぞれ豪ドル/円は下落した。しかし5月は日曜日に発表され、翌3日の月曜は本邦が休場の中、市場の反応は極めて落ち着いていた。

次に6月19日に人民元相場の弾力化を発表したケースでは、19日が土曜であったため発表直後の市場の混乱が回避されたことに加え、21日月曜の市場では金融引き締めよりも米中貿易摩擦が回避されるとの見方が材料視されたことにより、豪ドル/円は取引開始直後から上昇した。

これらの理由により、仮に週明け前に中国が金融引き締めに動いた場合、市場にて貿易不均衡の解消や緩やかな元高誘導による持続的な経済成長が期待されると、豪ドル/円は買いが強まることが予想される

一方で世界経済の減速懸念が強まる中、中国の金融引き締めにより資源需要の減退が想起された場合、豪ドル/円はリスク回避の動きに押され、弱含む展開が予想される。いずれの場合でも発表は取引時間外であるため、本日豪ドル/円で週をまたいてポジションを持つことは、通常よりもリスクが高いと見られる。

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