G.COMデイリーレポート

7月22日(木)ランド/円

【今日のトピック】
利下げ懸念が残る中で政策金利発表を迎える

【基調】
やや軟調

【目先の注目材料】
・7/22 SARB政策金利発表
・主要国株式相場、商品相場

【本文】
本日22時に、南アフリカ準備銀行(SARB)の政策金利発表が予定されている。現時点でのエコノミスト予想では約7割が現行の6.50%での金利据え置きを予想しているが、約3割は0.50%の利下げを見込んでいる。
まず利下げを主張する主な理由としては、以下2点が挙げられる。第1に南ア国内の雇用への懸念である。5月に発表された第1四半期失業率は25.2%と前回よりも上昇する結果となり、また6月末に同国紙が、南アフリカで開催されていたサッカーW杯の終了に伴う雇用状況の悪化を伝えるなど、失業率改善への糸口が見えない状況が続いている。
第2に7月に入り、一部で南ア国内の景気減速を示す経済指標が発表された点である。たとえば今月1日に発表された南ア6月PMIは48.4と前月の51.1を下回り、景気判断の分かれ目である50をも下回った。また8日の南ア5月鉱工業生産は前年比+7.9%と市場予想(+8.3%)を下回る結果となり、製造業面からは景気拡大に足踏みする状況が示されている。
しかし一方で今回、金利据え置き予想が大半を占めることから、その理由も見てみたい。まず経済指標の面では、たとえば6月に発表された南ア5月消費者物価指数は前年比+4.6%と、2006年5月以来の低い水準にとなり、同国が目標とする3から6%のインフレ率の中に落ち着いている。しかしインフレ率から見ると、現在の物価はSARBが許容できない程の低インフレにあるとは言いづらい。
さらに南アの経済指標の中には良好なものもあり、例えば今月14日に発表された5月小売売上高は前年比+4.6%と2008年2月以来の高水準となり、市場予想の+3.7%をも上回る結果となった。
以上のことから、前回3月にSARBは国内のインフレの落ち着きに加え、国内景気や雇用への配慮を理由に利下げに踏み切っており、今回利下げに動くことも考えられる。いずれにせよ、政策金利発表後にSARBから声明が出た場合、その内容が今後の同国の金利情勢を読み解くカギとなることが予想されるため、そちらにも十分に注意したい。

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