G.COMデイリーレポート

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6月29日(火)ポンド/ドル

【今日のトピック】
「英利上げ期待」でどこまで上昇?

【基調】
上昇基調維持

【目先の注目材料】
・主要国株式相場、米長期金利
・ユーロ/ドル相場、ユーロ/ポンド相場、
・6/29 英第1四半期GDP・確報値、米6月消費者信頼感指数、フィッシャーBOE理事によるBOEコメント発表
・6/30 英ポーゼンMPC委員講演、米6月ADP全国雇用者数、米6月シカゴ購買部協会景気指数

【本文】
昨日28日、英金融政策委員会(MPC)のセンタンス委員は「英予算は利上げ開始の必要性を排除しない」「ポンドの下落の一部が正当化される可能性があるが、我々は為替水準が金融政策を通じてインフレに影響を及ぼす重要なルートの一つであることも理解している」「緩やかな金利上昇が経済にとって有益」などと発言した。これを受けて、市場では英国の金利先高観が強く意識され、昨夜24時前からポンド相場は上昇が加速。ポンド/ドルは米経済の先行きに対する不安が底流する中で、2カ月近くぶりに1.51ドル台に乗せた。また、ユーロ/ポンドは全面的なユーロ売りも相まって、今朝未明に0.81211ポンドと、2008年11月以来の安値をつけた。

英国内について、センタンス委員は前回のMPCでただ1人0.25%の利上げを主張しており、MPC一番のタカ派。しかも、ここしばらくは沈黙を守っていたため、先週のMPC議事録発表以降のセンタンス委員の発言には市場の注目が急速に集まっている。ただ、「タカ派」と知られている人のタカ派発言が与える相場への影響は、「慣れ」から次第に小さくなる可能性もある。材料視され続けるためには、他の委員の同調発言が必至だ。

本日29日23時にはフィッシャーBOE理事が、明日30日17時05分からはポーゼンMPC委員が発言する機会がある。もし彼らが利上げに対して消極的な姿勢を示せば、ポンド/ドルは6月8日以降3週間以上も上昇基調を維持していることもあり、一旦は反落するかもしれない。他方、彼らがセンタンス委員の主張を認め、同調する様な発言をすれば、さらにポンドが買い進められる公算だ。

米国内の様子をみると、今週金曜(7月2日)に米6月雇用統計発表という一大イベントを控えて積極的にドルを買いに行くムードでもなく、どちらかと言えば米経済の先行き不安をあおる経済指標結果に神経質に反応する様子が見受けられる。こうしたことを考慮すると、目先のポンド/ドルは一旦売られる可能性は否定できないものの、ドル高基調に大きく転換する可能性は低いと考えられる。

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