G.COMデイリーレポート

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6月15日(火)ユーロ/ドル

【今日のトピック】
「スペイン懸念」がユーロの弱材料

【基調】
上値重い

【目先の注目材料】
・主要国の株式市場 ・米長期金利
・スペインの信用不安関連の報道
・6/15 独6月ZEW景況感調査、米6月ニューヨーク連銀製造業景気指数

【本文】
昨日14日、格付け会社ムーディーズがギリシャ国債の信用格付けを「A3」から「Ba1(投資不適格級)」へ4段階引き下げた。これを受けて昨日のユーロは発表直後に下落したが、先週からユーロ圏絡みの悪材料に対して、市場は比較的冷静に受け止める傾向がみられている上、その後にムーディーズが「債務再編を回避することは可能」との認識を示したこと、そもそも同社が格下げする方針を依然から明らかにしていたことなどを背景に、ユーロ/ドルの下げは比較的限定的だった。

ただ、足元では急速にスペインの信用不安が台頭してきている。スペイン国債利回りは大5月中旬以降に大幅に上昇し、スペインの企業や金融機関の資金調達コストは彼らの大きな負担となっている。さらに、11日の英紙フィナンシャル・タイムズのドイツ語版にて「EUはスペインに対する支援策発動に向けて準備中」と情報源不明の報道が出たことも、スペインに対する市場の不安をあおる結果となった。現状、複数のユーロ圏要人から「スペインからEUへの支援要請は出ていない」というコメントが出ているが、独紙フランクフルター・アルゲマイネ紙は「EU諸国がスペインの信用支援についてブリュッセルで今週協議予定」と報じるなど、不穏な材料は尽きない。

もし実際にEUがスペインに対して何らかの支援を決定、もしくはその可能性を示唆すれば、再びユーロ不安が頭をもたげ、ユーロが大幅に売られることは十分にあり得る。報道を受けた突発的な動きに警戒を怠らないようにしたいところだ。

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