G.COMデイリーレポート

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6月10日(木)ユーロ/ドル

【今日のトピック】
ECB理事会に注目が集まる

【基調】
ECBの判断次第

【目先の注目材料】
・主要国の株式市場、商品市場
・6/10 ECB(欧州中銀)政策金利発表、トリシェECB総裁会見

【本文】
日本時間10日午後8時45分、欧州中銀(ECB)の政策金利発表が予定されている。ギリシャの財政問題が他の欧州国に発展し、市場が混乱のさなかにある中、政策金利の据え置きが市場のコンセンサスとなってはいるが、最近ごく一部では利下げ懸念が浮上している。

その理由として、ギリシャの財政問題が引き金となったユーロ危機が欧州では未だ収束していなことが挙げられる。今月に入っても先週4日のハンガリーのオルバン首相の補佐官からの不用意な発言が世界を揺るがすなど欧州での混乱が続いていることから、一部の欧州金融機関の資金調達に不安が出ていることへの対応策として、金融緩和観測が出ているようである。

もし仮にECBが金融緩和を行った場合、通常であればその通貨が下落することが多いが、金融緩和を見込む市場関係者からは、ユーロ買い戻しが出るとの見方が出ている。その背景としては、市場が既にECBの一段の金融緩和を求める、いわば催促相場状態にあり、市場の求めていた材料が出たことで市場に安心感が出て、ユーロが買い戻される、といった読みのようである。なお類似のケースとしては昨年11月末から12月初めにドル/円で起きた、日銀の量的緩和を催促する相場状況が挙げられる。

今回は大半の市場関係者が金利据え置きを予想しているが、政策金利の変更の有無にかかわらず、その後午後9時30分に予定されているトリシェECB総裁の会見では、ユーロ圏や通貨ユーロの今後の見通しに市場の関心が集まると見られる。ただし量的緩和自体はユーロ売り、ユーロ買いどちらの材料にもなりうるため、市場参加者がどう見るかを読むことは難しい。そのため今回の相場を読むことは容易ではないものの、何か思惑が出れば大きく動く可能性もあるため、取引を行う際には特に注意したい。

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