G.COMデイリーレポート

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3月3日(水)ポンド/円

【今日のトピック】
BOEは資産買い入れ枠を拡大するか

【基調】
下値模索

【目先の注目材料】
・ユーロ/ポンド相場、ポンド/ドル相場、ドル/円相場
・主要国株価、国際商品価格
・3/4 BOE金融政策発表

【本文】
2月下旬から下落基調を辿っているポンド/円は、1日に2009年3月12日以来、約1年ぶりの安値水準となる131.96円まで下落した。この背景には、(1)英保険大手プルーデンシャルが米保険最大手AIGのアジア部門であるAIAを総額355億ドル(約3兆2000億円)で買収することになったことと、(2)英国で少数与党誕生の可能性が高まり、政局が混迷する不安が高まったことの2つがある。(1)については、英企業による買収合意を受けて、ポンド売り・ドル買いが出るとの観測が高まったことが、(2)については、連立政権になることによって、財政規律の立て直しに向けたスピーディかつ一貫した行動が取りにくくなる見通しが高まったことが、それぞれポンドの売り要因となった。

こうした中、明日には英金融政策委員会(MPC)が開催される。政策金利の据え置きはほぼコンセンサスだが、注目は資産買い入れ枠の拡大があるかどうかである。最近のイングランド銀行(BOE)要人の発言を振り返ると、資産買い入れ枠の拡大については「必要が出てくれば行う」という内容のものが目立っており、今回のMPCで実際に枠を拡大するかについて、市場関係者の間では五分五分という声が大きい。つまり、今のところ結果の織り込みはそれほど行われていないことが言える。
枠の拡大が行われれば、ポンドの売り要因になる。ストップロスを巻き込んで下げる展開になれば、2009年3月安値の131.44円までポンド/円は下げてもおかしくない。ただ、一方で拡大がなかった場合、イベント通過ということで、これまで下げてきたポンドは一旦買い戻される可能性がある。21時の金融政策発表の瞬間、どちらの方向に振れるかにはくれぐれも注意したい。

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