G.COMデイリーレポート

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12月30日(水)ポンド/ドル

【今日のトピック】
中東発の不安再燃がポンド売りへ

【基調】
弱含み

【目先の注目材料】
・中東の金融機関の格付け変更の発表
・12月シカゴ購買部協会景気指数
・欧米株式市場

【本文】
29日の深夜、格付け会社大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスがアブダビ商業銀行の信用格付けを「Aa3」から「A1」に引き下げ、格付け見通しも「ネガティブ」とした。これをきっかけに、ポンドは日本時間30日未明に急落。ポンド/ドルは午前0時の水準である1.60ドル近辺から150ポイント近く下落し、午前1時過ぎには約2カ月半ぶり安値となる1.5866ドルをつけた。

英国とアブダビ商業銀行は直接関係があるわけではない。しかし、このアブダビ商業銀行は11月下旬のドバイ・ショックの爆心地となったドバイ政府関連企業であるドバイ・ワールドの再構築中の負債などによって、資産状況が著しく悪化、信用格下げにつながった。そのため、同じくドバイに多額の融資をしていた英国の金融機関に対する懸念が強まり、ポンドは下落することになったのである。現状、格付け会社のS&Pも同行の格下げを検討しているほか、ムーディーズは中東の他の3行も格下げを検討しており、今後も中東の金融機関の格下げに関するニュースが出てくる公算は大きい。ポンドはそうしたニュースが出るたびに下落する可能性が高く、注意が必要だ。ひとたびポンドが下落し始めれば、10月13日につけた安値1.5706ドルまではあっさり下げてしまうことも考えられる。

一方で、中東絡みの悪材料がしばらく出ずにポンドが上昇した場合、ポンド/ドルのローソク足(日足)が200日移動平均線を12月22日に下回ってから同線が上値抵抗線と化している点を考慮すると、しばらくは200日線(30日時点で1.6052ドル)で上値を限られる展開が続くとみる。

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