G.COMデイリーレポート

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10月2日(金)ユーロ/ドル

【今日のトピック】
1.45ドルラインの攻防が外為相場全体のカギ

【基調】
軟調。下値試し

【目先の注目材料】
・1.45ドル割れ試し
・欧州要人のユーロ高けん制発言
・欧米中銀のドル供給削減によるドル余剰感の後退
・米国の超金融緩和政策の長期化観測
・米国株式市場、米長期金利、NY金相場
・10/2 米国雇用統計、G7(7か国財務相・中央銀行総裁会議)

【本文】
ユーロ/ドル相場は今朝にほぼ1カ月ぶり安値1ユーロ=1.4500ドルを記録。ただ、1.45ドルラインではやや底固く推移し、きょう日中は1.45ドル台前半を中心に推移している。日本時間昨日午後に欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のアルムニア委員が、本日2日からトルコ・イスタンブールで開かれるG7(7か国財務相・中央銀行総裁会議)の準備のため、ユーロ高について協議すると述べたことに加え、昨日発表された米国経済指標が総じてやや弱い内容となり、米国株式市場が大幅に下落するなど、リスクを回避する動きが強まったことがユーロ売り・ドル買いを誘発した。

ユーロ/ドル相場は節目の1.45ドル台を巡る攻防がポイントだ。9月の取引では米国経済の回復基調の継続が雇用統計などで確認されたことを受け、欧米中銀が金融危機に対処するために大量に供給したドルの余剰感が強まったことで、ドル全面安となる一方、欧州、オセアニア通貨が上昇。ドルと逆相関性が高いNY金相場は今年3月以来の歴史的高水準1トロイオンス=1000ドル台に上昇した。ユーロ/ドル相場は9月23日に、リーマンショックから1週間後の昨年9月22日以来1年ぶりの高値1.4843ドルを記録した。ただ、25日に欧米の中銀が協調してドル供給の削減を発表したことを受け、ドルの余剰感が後退し、その後ユーロ/ドル相場は下落。1.50ドルには届かないとの見方から一旦ピーク感が強まり、調整局面に入りつつある印象を受ける。

ユーロ/ドル相場は、米国経済の回復期待が強まればリスク回避志向の後退から「安全資産」とされるドルが売られる一方ユーロが買われ、逆もまた然りという奇妙なロジックの元での推移が続いている。今夜9時30分発表の米国雇用統計やそれを受けた米国株式市場の動向が目先の見極め材料になるだろう。ユーロ/ドルが1.45ドルを大きく割り込めば、欧州、オセアニア通貨の下落がさらに続く可能性が高まる。ユーロ/ドルの1.45ドルラインの攻防は、外国為替相場全体の先行きを占う上で非常に重要なポイントである。

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