G.COMデイリーレポート

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6月11日(木)ユーロ/円

【今日のトピック】
大転換を予感させる3つの変調

【基調】
失速。やや軟調。

【目先の注目材料】
・世界経済の回復期待
・日米株価、ユーロ/ドル相場、ドル/円相場
・米長期金利(10年物国債の利回り)
・NY原油相場
・ラトビア危機
・6/11 米小売売上高

【本文】
思い過ごしかも知れない。景気回復期待を背景とする株高、円安のトレンドが大転換する予感がしている。トレンドが大転換する直前には、相場がこれまでの論理とは逆の方向に動くことが多い。

まず、米国の長期金利。最近の米国の長期金利(10年物国債の利回り)の急上昇は、米国の財政赤字への懸念を背景とした「悪い金利上昇」であるとして、ドルが売られる傾向が強かった。しかし、昨日の取引では、米国の長期金利が一時8か月ぶりに4%台に上昇したが、ドルが売られることなく、むしろ強く買われたのである。米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は、最近の長期金利の上昇は、景気回復期待やFRBによる金利引き上げ観測が主たる背景と考えられるとの見解を表明。「悪い金利上昇」ではなく、景気回復期待を背景とした「良い金利上昇」であるということだ。これまでの解釈とは180度転換することになる。

次に日経平均。米国の住宅市場の底打ち観測が強まった3月中旬以降、日経平均は最大なんと43%上昇し、本日11日にほぼ8カ月ぶりに1万円の大台に到達した。ただ、一万円付近では上値が重く、引けにかけては一万円付近にへばりつき続けた。底固いのは事実だが、勢いはない。祝賀ムードはない。むしろ達成感が強まることが懸念される。

最後に、最近数日間に発表された経済指標。これはノーベル経済学賞経済学者のポール・クルーグマン(Paul Krugman)氏が10日に自身のブログで指摘していることだが、韓国の貿易統計、昨日発表された日本の機械受注(過去最大の落ち込み)、独貿易収支がいずれも前月から大きく悪化している。同氏は、世界経済に再び暗雲が立ち込めており、これは始まったばかりであるとの趣旨の見解を示している。

満ちれば欠けるのが世の理である。

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