G.COMデイリーレポート

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6月8日(月)ユーロ/ドル

【今日のトピック】
期待の根拠と実現可能性

【基調】
調整主導で急落。底値を探る

【目先の注目材料】
・6/11 米小売売上高
・ドル/円相場、日米株価
・米国経済、世界経済の回復期待
・米財政赤字(米国債)への懸念

【本文】
ユーロ/ドル相場は今朝に10日ぶり安値1ユーロ=1.3926ドルを記録した。金曜に発表された5月の米国雇用統計で、焦点の非農業部門雇用者数の減少幅が前月比34.5万人と、市場予想の52万人を大幅に下回ったことで、米国の雇用市場も底を打ったとの観測が強まり、ドルを各通貨に対して買い戻す動きが活発化したことが背景。ただ、同時に発表された米国5月の失業率は1983年7月以来の高水準の9.4%に上昇するなど、決して喜べる数字ではない。非農業部門雇用者数の減少幅が市場予想を下回ったからドル買いというのは、あくまで外国為替相場における慣習、作法である。米国の野党共和党は、米国の雇用市場の現状は、オバマ大統領が掲げた350万人の雇用創出という公約に甚だしく違反していると厳しく糾弾している。

4日の当レポートで述べたように、ユーロ/ドル相場の1.40ドル割れ水準はユーロ買いのチャンスであるとみているが、場合によっては向こう1週間から半月程度ドルを買い戻す動きが強まる可能性もあると考えている。ドル買いが継続するのかを見極めるうえで最も注目されるのが11日発表の米国5月小売売上高である。

米国のGDP(国内総生産)の約7割を示す個人消費の動向を示す小売売上高は、米国の実体経済の推移を示す最も重要な経済指標の一つである。米国小売売上高は、3月、4月と2カ月連続で前月から減少し、マーケットの景気回復期待に水をかけてきた。今後は当面、世界経済の回復期待と実体経済の推移の比べっこが続くだろう。期待は実体に対して常に先走るものであるが、その期待は確かな根拠に基づくものなのか、そしてそれが実現可能であるのかを見極めることが何より重要である。

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